チキン『パコざかり!』

PakoZakari  TVアニメ『SSSS.GRIDMAN』第9話「夢・想」を観ました。ラストの合体ロボ的怪獣バトルこそ盛り上がりましたが、全体的には静かな回で、アカネの心の中の孤独を感じさせました。彼女のしていること自体には同意できない一方で、そうあって欲しい相手がそうではないという何処か取り残され続ける感覚は辛いのだろうなぁと思います。


  さて本日は、チキン先生の初単行本『パコざかり!』(ジーオーティー)の遅延へたレビューです。帯では“サセ肉圧の注目株!”という得体の知れないパワーワードで推されております(笑)。
それはともかく、時にアモラル、特に快活な雰囲気の中で肉感ボディの美少女達が非日常の快楽に乱れまくる様子を濃厚にお届けな作品集となっています。

  収録作はいずれも読み切り形式の短編で計8作。1作当りのページ数は20~28P(平均25P弱)と中の上クラスのボリュームで推移しています。短編集ということもあってストーリー面での存在感は弱いものの、エロ展開で読みを牽引する構築が為されており、十分量の濡れ場をしっかり読ませて使わせる作品が揃っていると感じます。

【明暗双方の方向性において強烈な解放感のある性愛】
  作劇の方向性は様々で、ヒロインが男性の欲望に翻弄されてしまう凌辱寄りの雰囲気を有するダーク&インモラル系もあれば、カラッと明るく性欲や恋心が発露されていく青春ラブストーリーも存在しますし、よりストレートにセックスの快楽が全て!的な快楽全能主義の艶笑話もあります。
PakoZakari1  ヒロイン側に展開の主導権がある場合には、セックス経験について見栄を張ってしまったために幼馴染に泣きついたり(←参照 短編「一線こえたら・・・」より)、ネット配信で閲覧数を増やすためのセックス配信だったり(短編「チャンネルはそのナマ!」)、ガチャを回したいための金銭欲だったりと(短編「ガッチャ!-Get Chance-」)、ある意味で現実的なモチベーションに駆動されてエロシーンへと向かいます
この点、ストーリーにラブラブ感を求める諸氏には不満となる可能性がありますが、概ねコミカルでハッピーな収束をしていますし、そういった現実感や普通の情動に引っ張られる性愛を描くからこそ、短編「ナツノオワリノ」の様な快活な青春ラブストーリーでも無理のない素直な性愛が描かれているとも評し得るでしょう。
  これらに対し、真面目な生徒会長が実は露出趣味であることをネタに脅迫され、それ以上のアブノーマル快感を叩き込まれる短編「さらしあい」、愛憎入り混じる感情で姉の肢体を弄ぶ弟に身も心も染められていく姉を描く短編「アキラメノアネ」など、男性側の欲望に女性側が翻弄されるダーク&インモラル系は、歪んだ関係性を幸福として受容してしまう快楽堕ちにまとめる分、適度にビターさ・ヘビィネスを読後に残すタイプ。
また、ショタコンのお姉さんがタイプのショタに手を出したものの返り討ちにされ、ショタ達の肉便器ライフをエンジョイすることになる短編「ヤリショタ!」の様に中間的なタイプの作劇も存在。
  いずれの作劇も、話自体の個性や深みがあるタイプではないものの、ヒロイン達が想像していた以上の性的快感に翻弄され、また乱れる様子で、高揚感や正負の解放感を表現したシナリオワークであり、話の流れが実用性を高めることにつながっているのは美点です。

【適度な肉感のある巨乳&安産型ヒップの美少女達】

  短編「ヤリショタ!」に登場する20代半ば~後半程度と思しきショタ好きお姉さんや、短編「酔も甘いも」に登場する20歳前後の腐れ縁女友達など、例外も数名存在しつつ、基本的にはJK級の美少女さんが主力となる陣容。
  ショタコンお姉ちゃんやら生真面目委員長キャラやら腐れ縁のスケベガールなど、漫画チックなキャラクター付けをしつつ、前述した様に、恋心であったり自己顕示欲であったり金銭欲であったり、はたまた押しへの弱さであったりとそれぞれのセックスへの動機づけや原因でキャラクターの個性を固めていくスタイル。
その辺りの素直さや欲望の分かり易さがある分、セックスでメロメロになってしまうという流れの中で、欲望のエネルギー感や快楽の強烈さを伴うエロ展開になっているのが、作劇・エロ共に魅力の基盤と感じます。
PakoZakari2  短編「ナツノオワリノ」に登場する貧乳サバサバ系快活ガールを例外として、もっちりとした肉感のある巨乳&安産型ヒップ&太股を備えた肉感的なボディデザインが基本であり、二次元的な端正さもありつつモンゴロイドボディ的な現実味のある肉感を打ち出した女体と感じます(←参照 短編「アキラメノアネ」より)。
艶やかさを感じさせる髪の毛の量に比例してか、陰毛描写も量的に充実しているケースが多く、好みを分ける要素ではありますが、他の体パーツ描写や肢体全体の肉感の打ち出しも含め、綺麗にまとめ過ぎることなく、適度に生々しい淫猥さを打ち出す女体描写と評して良いでしょう。
  初単行本ながら初出時期の開きは最大2年程度と決して広くなく、ベースとなる絵柄も単行本を通して安定していますが、良くも悪くも作画の密度や絵としての印象の重さ・濃さは近作になる程低減されている印象があって、細かいところで絵としての印象の差異を感じる可能性はあります。

【程好く濃密なエロ演出によるセックスの高揚感】
  各話に十分なボリュームがあることもあって、濡れ場には相応の尺を有しており、前戯・抽挿の両パート、もしくは状況の進展に伴う複数の場面において抜き所を設ける複数ラウンド制でエロシーンを構築。
PakoZakari3  作劇の方向性の多彩さもあって、エロシチュの雰囲気も明暗様々ではあり、またアブノーマル感の強弱にも幅を持たせつつ、ヒロインが想定していた以上の快楽が、普通とは異なる状況の中で形成され、それに夢中になっていくという流れは共通しており(←参照 露出趣味のヒロインがそれを上回る羞恥系青姦セックスの快楽に 短編「さらしあい」より)、作劇面で上述した解放感や高揚感故の熱量がエロシーンの実用性の基盤となっています。
  ヒロイン側に主導性があるケースが多いこともあって、フェラやパイズリ、シックスナインなどでヒロイン達によるご奉仕プレイが充実した前戯パートとなっており、ここで粘っこい白濁液を顔や口腔内に発射する描写で前戯パートの盛り上がりを形成。
この前戯パートでのシークエンスに一定のタメを持たせながら、抽挿パートを量的に圧迫することなく、フィニッシュまで抽挿パートに適度な尺を持たせているのは構築のバランスの良さと言え、中盤以降、構図・演出を駆使して男女双方がガツガツと快楽を貪るパワフルなエロシーンを投入。
PakoZakari4  比較的に小コマの切り出しが多く、やや込み入った画面構成と感じることはあるものの、前述した肉感的な女体の存在感を打ち出すコマと局所アップの小コマの折り重ね方は情報量を高めており、アタックの強い表情付や台詞回しも痴態描写の強烈さを打ち出す上で明瞭な強みとなっています(←参照 短編「酔も甘いも」より)。
シナリオ面でも中出しフィニッシュへ向けて双方の感情や欲望が明示されていくへ畳みかけもあり、ラストの中出しへの勢い&強烈なアクメ快感の演出とで彩られるフィニッシュへ、盛り上がりの最高潮を持ってくる流れが出来ており、雰囲気の明暗を問わず、アタックの強いフィニッシュとその後の追撃描写で総じてハイカロリー感のあるエロシーンという印象を明確に残せているのは実用面での長所と言えるでしょう。

 方向性の多彩さ故に、単純に何処向きという評価はし難い面がありますが、とは言え、若者らしさと言える直情性やら貪欲さやらでエッチに励んでいく有り様に魅力のある作品群であり、特に雑食派の諸氏にはお勧めできる1冊。
個人的には、生真面目委員長キャラの裏の顔が開発されてしまう短編「さらしあい」と、快活友人タイプの女の子がエッチでは蕩けてしまう短編「ナツノオワリノ」が最愛でございます。

或十せねか『Eat Meat Girl』

EatMeatGirl 三部けい先生の『夢で見たあの子のために』第3巻(角川書店)を読みました。一登は生きているが、殺し屋でしかも“火の男”の仲間になっているという衝撃の事実が明かされたわけですが、それでも千里に何かを伝え続けようとする彼の真意が気になって、サスペンスとしてグイグイ読ませる巻でしたね。若園刑事もかなり怪しいですよねぇ・・・。

さて本日は、或十せねか先生(原作:Rusty Soul先生)の『Eat Meat Girl』(文苑堂)の遅延気味へたレビューです。当ブログではこのコンビによる単行本のレビューを久しぶりに書かせて頂きますが、『Brandish 5』(キルタイムコミュニケーション)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
セックスの快楽を満喫する肉食系美少女さん達にたっぷり搾り取られるエロシチュエーションが楽しめる作品集となっています。

EatMeatGirl1  収録作は、派手好きでビッチなメンバーの暴走もあって、有名バンドを輩出した伝統ある軽音楽部のバールズバンドが解散の危機にあるとき、そのビッチギャルさんが有望な新入部員男子をゲットして!?な中編「恋色オルタネイティブ」全5話(←参照 先輩ギャルに捕まってHな勧誘をされちゃうのだ! 同中編第1話より)、高レベルにも関わらずドジと油断からダンジョンの深層で大ピンチとなった女魔道師コンビが出会った男性パーティーと救助の見返りにセックスという約束を取り付けるのだが・・・!?な中編「ダンジョンな乙女の恋愛作法」全3話。
1話当りのページ数は18~32P(平均24P弱)と幅はありつつ平均値としては標準的な部類。中編作ということもあって、シナリオ面に一定の存在感はありつつハイテンション&ハイカロリーなエロシーンの満腹感が重視された構築となっています。

【ヒロイン達の欲望であっけらかんと駆け抜けるお話】
  中編「恋色オルタネイティブ」は所謂“部活もの”であり、また主人公と多人数ヒロインとの関係を描くハーレム的な構図を有するのに対し、中編「ダンジョンな乙女の恋愛作法」はRPG的世界観のファンタジー作品でヒロインが複数の男性を相手にする構図で、両者で方向性が大きく異なりますが、漫画チックなコミカルさがあることは共通。
EatMeatGirl2また、両作品に共通するのは、特にエロシーンを中心としてヒロイン側に明確な主導権があることであって、中編「恋色オルタネイティブ」では主人公の少年にショタ的な可愛らしさがあるため、年上のお姉さんに翻弄されたり、貪欲に求められたりという幸福感やちょっとした倒錯性を喚起しています(←参照 ガールズバンドに入るための女装をしてメスイキ感覚を覚えさせられる主人公 中編「恋色オルタネイティブ」第3話より)。
  中編「恋色オルタネイティブ」では、主人公側にもスケベ心があって一方的にされるがままでは決してないですし、最終的には各キャラとのラブラブなハーレムエンドでまとめているため、男性にとっての被虐的な趣向はそれ程強くはありません
あっけらかんとエロ三昧な構築な分、ストーリー面での面白みはあまり無いものの、各ヒロインとの個別エッチから最終話でのハーレムHまでの安定感のある構成、メンバーとしての仲間意識の強化などによってバンドの解散という危機を乗り切る部活モノとして王道的な作劇要素と、読み口の安心感や快活さがあるのも確か。
中編「ダンジョンな乙女の恋愛作法」はこれに輪をかけてストーリー性には欠けつつ、実は性豪であったエルフヒロインがセックスであくどい野郎達を成敗&大逆転というエロコメディとしての痛快さや楽しさがあるタイプ。
  また、両作品に共通するのは、設定の細かさや楽しさであり、特に中編「ダンジョンな乙女の恋愛作法」ではファンタジーとしてのギミックやアイテム、キャラクターの設定などに面白さがあるのは明確な美点と感じました。

【多彩なキャラデザ&肉感ボディの肉食系美少女さん達】
  中編「恋色オルタネイティブ」では主人公にとって先輩である4人のJK美少女さんが登場するハーレム仕様であるのに対し、中編「ダンジョンな乙女の恋愛作法」ではダブルヒロイン制ながらエロシーンはほぼ片方のエルフ美少女のもので占められているため実質的には一人ヒロイン制。
前述した様に、ヒロイン側の積極性が明瞭なシナリオ展開ですが、各ヒロインの性格設定には多彩さがあって、分かり易く肉食系の快活ビッチなギャルさんや、気真面目である分セックスの快楽にのめり込む清楚系ビッチタイプ、カワイイ女装男子をヨガらせれるのが大好きなS系タチなお姉さん、媚薬で性欲が解放されるとち○ぽを搾り取りまくりな性豪に変貌するエルフさんなど、キャッチーなキャラ立てが施されています。
  多彩な性格設定に合わせてキャラデザインも様々で、黒髪ロングぱっつんの清楚系キャラや派手な見た目のギャルさん、エルフ魔術師の長耳&ファンタジー衣装など、視覚的な多彩さがあるのも○。
EatMeatGirl3加えて、ヒロインの肢体設計についてもおっぱいサイズや陰毛の密度にバリエーションを設けるなど、キャラによる描き分けはある程度ありつつ、健康的な肉付きの体幹に巨乳クラスの弾力おっぱいと桃尻を組み合わせた、適度な肉感の強さがあるタイプがメイン(←参照 黒髪ロング清楚系ビッチ美巨乳! 中編「恋色オルタネイティブ」第2話より)。
丸みの強い描線でバスト&ヒップの柔らか弾力感を強調し、しっとりリップや抑えたサイズ感の乳首&乳輪に濡れる秘所などの体パーツ描写は、デフォルメ感の臭みの無さと淫猥さをバランスさせたタイプであり、全体的に個性や明瞭な強みに欠けつつ、幅広い層にとってエロさを感じさせる女体とも感じます。
  十分なキャリアを有する作家さんであり、作画密度の高さもあって表紙のフルカラー絵とほぼ完全互換のクオリティで単行本を通して安定しています。

【熱狂的な痴態を曝け出しながら男性を圧倒するヒロイン達】
  ビッチなヒロインを擁していることもあってエロシーンへの導入はスムーズであり、敢えて設定と状況の説明に尺を割いた中編「ダンジョンな乙女の恋愛作法」第1話を除いて、十分なボリューム感のあるエロシーンを用意。
  いずれも合意の上での和姦でありつつ、女性側に主導権があるのは明確で、極端な場合はショタ系主人公が女装させられてメスイキ快感を覚え込まされるプレイなども存在。まあ、男性側が序盤で主導権を握るケースも、それが女性側の貪欲さに火を付けて“逆転”されたり、後半でのパワフルなピストンもヒロイン側に一種奉仕することを許容・委託されての状態であったりするため、あくまで女性上位なエロシチュエーションという印象が明確。
EatMeatGirl4高揚して蕩けた表情付けや、行為に熱中していることを物語るテンションの高いエロ台詞、ち○この根元から先端まで淫洞で締め付けつつの激しい騎乗位腰遣いなどなど、強烈な快感を味わいながら貪欲に更なる快楽を求めてくる肉食系ガールズに圧倒され、その喜悦に奉仕する喜びがある濡れ場と言えるでしょう(←参照 中編「ダンジョンな乙女の恋愛作法」第2話より)。
この傾向において、顔面騎乗でのクンニ強制、前述した主人公へのバイブやペニスバンドでのアナル責めなど、男性にとっての被虐的なプレイもしばしば投入されますが、エロシーン全体においてM向けかというと必ずしもそうではなく、ち○こで熱っぽく乱れるヒロイン達の痴態描写という幅広い層にとって実用性に直結する描写は量的にも質的にも充実
  前述した様に肢体描写そのものに強い個性や淫猥さがあるわけではない一方で、いざ濡れ場となると粘度の高い各種淫液が絡まる舌や性器の粘膜描写に強力な淫猥さがあって、それを活かした断面図や結合部アップ描写、フェラの口元の描写やねっとりキスなどに濃厚な淫猥さがあることが実用性を大きく底上げ。
  フェラからのぶっかけのみで構成する前述の中編「ダンジョンな乙女の恋愛作法」第1話など例外もありつつ、フェラやパイズリでどろどろの白濁液が顔や口内に発射させられる前戯パートでの射精シーンと、根元まで気持ち良い穴にホールドされた状態で発射して両者KOな中出し描写の両方を備えるケースが多く、前述した女体と液汁描写の組み合わせの淫猥さもあって、ややクドサもありつつ、抜き所を複数設けたサービスフルな構築となっています。

  棚ボタ的なラブエロ系の幸福感はありつつ、そこに肉食系美少女さん達に翻弄されて搾られるソフトM的な方面での幸福感を組み合わせたタイプと感じます。
個人的には、多彩なヒロインそれぞれとの趣向が異なるH&終盤での勢いのある主人公争奪エッチ三昧が魅力の中編「恋色オルタネイティブ」の方がより好みでした。

江森うき『美母相姦』

SexWithBeautifulMam 鳴見なる先生の『ラーメン大好き小泉さん』第7巻(竹書房)を読みました。小泉さんが絡む時の奇行には定評がある大澤さんですが、第52話には2P見開きでの衝撃の奇行が待ち受けており、大澤さんのメンタルが非常に心配です(棒)。
今回は町中華の話が最愛で、ビール&餃子、または炒め物、〆にラーメン、最高ですよね。

  さて本日は、江森うき先生の初単行本『美母相姦』(リイド社)のへたレビューです。フルカラー本でページ数は決して多くないのですが、紙質が良いのかズシリと重量感のある単行本です。
それはともかく、美しいママヒロイン達が息子ち○ぽを受け入れて淫らに乱れる様子を長尺のフルカラーで満喫できる作品集となっています。

SexWithBeautifulMam1  収録作は、最愛の息子である次男との夫に隠れての性愛関係を、ぐうたらな浪人生の長男に知られてしまい、彼の命令でセックスさせられることになる母を描く連作「美母相姦 寝取られ沼」前後編(←参照 土下座セックス導入! 同連作後編「美母相姦 寝取られ沼 兄篇」より)、母親がエロ同人作家の息子から没収したディルドでのオナニーにハマるも実はそれは息子のち○こをベースに作られた特注品で!?な短編「息子のおもちゃ~母子を繋ぐ背徳の欲棒~」+描き下ろし後日談(14P)、および読み切り形式の短編4作。
描き下ろし作品を除き、1話・作当りのページ数は18~26P(平均21P)と中の下クラスながらフルカラー商業作品としては異例のボリュームの厚さ。明確にエロメインの作品構築ではありつつ、背徳の関係性を丁寧に紡ぐ分、読み口には適度な重さもあるという印象です。

【背徳感をしっかり織り込みつつ読後感は良好】
  いずれの作品も単行本タイトル通りに母子相姦ものであり、ママヒロインが禁忌の背徳感を覚えながらもそれを上回る快感に捕われていくという流れが共通。
下衆な息子による脅迫凌辱&夫と次男からの連鎖寝取りである連作「美母相姦 寝取られ沼」ではダーク&インモラル系のカラーが強いものの、その他の作品は比較的穏やかな雰囲気で、背徳の関係性ながら一定の共犯意識や欲望の相互認証も描かれています
SexWithBeautifulMam2  プレイとしてのアブノーマル感を打ち出すケースはありつつ、マザコン的な息子の母親への愛情と独占欲、それを母親側の母性・保護欲として受容、また受容され合うことでの相互の幸福感が描かれている分、性愛のポジティブさや解放感も目立つシナリオワークと感じます(←参照 互いが互いにとっての“全部” 短編「息子のおもちゃ~母子を繋ぐ背徳の欲棒~」より)。
  短編群ということもあってストーリーとしては小粒であり、また展開に明瞭な新味があるわけではないものの、背徳の関係に戸惑ったり躊躇したりしながらも、快楽と喜悦に染まっていくヒロイン側の心情を、官能小説的な丁寧な語り回しで描くため、エロシーンも含めて適度に読ませる流れを作っているのも評価したいポイント。
ラストは、ほのぼのとしたコミカル風味であったり性愛の継続を明示したりと、基本的にはハッピーエンドであり、背徳感は十分に打ち出しつつも、前述の連作を除けば、関係性の破滅や歪みといったネガティブな面は排除して読後感の良さにつなげています。

【爆乳&巨尻の肉感ボディのママさんヒロインズ】
  前述した通り、全ヒロインがママヒロインかつオール実母。設定としては30代半ば~40歳前後程度の年齢層と思われますが、設定よりも若々しさのあるキャラデザインなので、熟女感は弱め
  連作後編に登場する自堕落な下衆顔の長男のキャラデザインは例外的で、どちらかと言えばイケメンタイプの息子がメインで、半数程度はショタ的な幼さを感じさせる少年タイプとなっています。
  匂いフェチであったり、M性癖であったり、秘密の露見のスリルに興奮するタイプであったりと、性癖面でのバリエーションを設けてこれをエロシチュに直結させつつ、母として慈愛に満ち、かつ性的な魅力を有しつつ理性や羞恥と性欲が拮抗した状態というキャラクター造形は全ヒロインに共通しており、キャラクター性としての多彩さはむしろ無いとも感じます。
SexWithBeautifulMam3  落ち着いた色気のある清楚なアダルト美人の表情でありつつ、爆乳クラスのおっぱいに豊満ヒップ、ムチムチの太股を組み合わせた肉感ボディの持ち主であり、熟女キャラ的な肢体のだらしなさよりも、どちらかと言えば張りのある肉感が重視されたボディデザインと感じます(←参照 ショタ系息子との対比でより肉感が目立つ 短編「母子地下リゾート」より)。
頭部が小さ目であるために、等身の高さと首から下の存在感の強調が為されたり、基本的に適度な濃さの陰毛描写があったりと、肢体描写として好みを分ける部分もありますが、とは言え、包容力のある肉感ボディや美熟女キャラの色気としては好適なスタイル。
  アニメ/エロゲー絵柄的なキャッチーさもありつつ、それよりはアダルトな艶っぽさや適度に重さ・濃さが魅力として目立つタイプで初単行本ながら絵柄はしっかりと安定。その上でフルカラー作品として柔肌の質感を官能的に見せる長所も実用性を高めています。

【抑えたエロ演出とフルカラーならではの情報量の高さ】
  フルカラー作品としては、個々のエピソードのページ数がかなり多く、総天然色での濡れ場がたっぷりと楽しめるということそのものが抜きツールとして圧倒的な強み。
  母子相姦という背徳的な性愛関係を描きつつ、そのアブノーマル感に加えて寝取られ/寝取りであったり、SMであったり、野外でのコスプレHという羞恥系シチュであったり、寝取られビデオレター撮影プレイであったりと、各ママンの性癖の多彩さにも合わせて、インモラル/アブノーマル系の要素をエロシチュ・プレイ内容に加えています。
  十分なページ数があるため、余裕のあるエロ展開が可能となっており、単に前戯パート・抽挿パートという分け方だけではなく、序盤のセックス描写よりもヒロイン側が快楽に染まって積極性を高めたり、男性側が更に踏み込んで来たりすることで、盛り上げを一段階強くした後半のエロシーンの印象を強くする工夫も為されている様に感じます。
SexWithBeautifulMam4  フルカラーである故にそもそも絵としての情報量が高いために、エロ演出の密度をあまり高くする必要性がなく、快楽に蕩けたり必死に堪えようとしたりな表情付け、言葉にならない嬌声などでヒロインの陶酔感を打ち出しつつ、量的には控えめな部類(←参照 短編「秘密あそび 母子相姦のパスワード」より)。
その一方で、前述した台詞回しの良さなど、母子の会話やヒロインのモノローグで状況の背徳感や熱狂を表現していく上手さや、汗でしっとり濡れる肌や色つきである分、生々しさのある粘膜描写を活かした結合部アップや断面図の存在感などが、エロ演出面での武器と感じます。
 腋コキやフェラ、授乳手コキなどで白濁液を浴びせる前戯パートでの射精シーンを投入することも多い一方で、禁忌の生中出しフィニッシュ(稀にアナルフィニッシュ)まで十分な煽情性の積み上げを行ってからそのタメを一気に解放する大ゴマの抜き所につなげており、肉感ボディと蕩ける表情を詰め込んだ終盤の畳み掛ける画面構成も美点です。

  母子セックスという背徳感のあるエロシチュを、文字表現でその雰囲気を濃厚に提供しており、またフルカラー作品ならではの情報量の高さとストレートなエロさが噛み合った作品集。
個人的には、「秘密」の共有という行為に背徳感を覚え、息子との寝取られビデオレター撮影のプレイにその身を震わせる母の痴態が語り回しの良さもあって官能的な短編「秘密あそび 母子相姦のパスワード」が最愛でございます。
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