一弘『愛嬢の淫辱エルフ』

ShamedSlaveElf ハロルド作石先生の『7人のシェイクスピア』第5巻(講談社)を読みました。次は「マクベス」ですが、今考えてみると、リーの人の運命を見通す力というのは同作の魔女のそれなんですよね。野望と良心の矛盾という面が、シェイクの中にも生じている様に見え、であればこの物語の行く先は・・・と思うところがあります。

  さて本日は、一弘先生の『愛嬢の淫辱エルフ』(ジーオーティー)の遅延へたレビューです。2週間ほど前に発売された著者6冊目の単行本となります。
ムチムチ豊満ボディのファンタジーヒロイン達がハード&アブノーマルなプレイに圧倒される様子をたっぷりお届けな1冊となっています。

ShamedSlaveElf1  収録作は、薬師であるエルフの母娘はセフレのオーク君やら脱走したエロモンスターやらとのハードセックスに励んだり巻き込まれたりでエロライフを満喫な中編「淫乱エルフ母娘」シリーズ全3話(←参照 セフレのオークさんと母娘丼中 同シリーズ第1話「淫乱エルフ母娘とオーク」より)、人里近くに住むエルフの母娘が虚偽の嫌疑で捕まり、苛烈な凌辱&調教でズタボロにされる短編「囚われのエルフ母娘」+描き下ろし後日談(7P)、および読み切り形式の短編4作。
描き下ろし作品を除き、1話・作当りのページ数は20~31P(平均25P弱)と中の上クラスのボリュームで推移。シナリオの方向性に由来して話自体は重い印象がありますが、シナリオパート短め・エロたっぷりの抜きツールとしての構築で安定しています。

【ヒロインが蹂躙されるファンタジー凌辱エロ】
  収録作品の半数弱は、キルタイム系のシチュエーション特化アンソロなどを初出としており、エロはハードでありつつ全体的な方向性は陽性な中編シリーズを例外として、バットエンドへ突き進んでいくオーソドックスなファンタジー凌辱エロ。
捕らわれのエルフ母娘が怪しい薬物などをガンガン使用され、身も心も蹂躙されていく短編「囚われのエルフ母娘」、凛々しい女騎士のエルフがオーク共に肉便器化される短編「オーク専用 愛玩アナルフ」など、単行本タイトル通りにエルフを凌辱する作品が半数強を占めています
ピッチリスーツを着用の女性兵士が異星人の苗床になったり(短編「繁殖の肉苗贄」)、手に入れた魔法書でファンタジー世界の住人を淫乱化させて支配したりと(短編「チート紋様術で淫モラルハーレム性活」)、ヒロインがエルフ以外の作品でも人間の黒い欲望や、人間の理屈を超越した存在による支配によって凌辱エロが駆動されています。
ShamedSlaveElf2  冒頭で提示した設定に強く依存して、後は強烈な欲望に任せて突っ走ると言う、このサブジャンルでは標準的なスタイルであり、その中でヒロインの優しさや凛々しさ、強さが汚損され、下品な表情とエロ台詞が彩るぶざまな様子へと変容していく流れの強烈さを明確な特徴としています(←参照 凛々しいエルフの女戦士が 短編「オーク専用 愛玩アナルフ」より)。
エロのハードさは一貫しつつ、ヒロイン母娘がそれを満喫していく様子を描く中編作は、話のまとめ方もコミカル&平和ですが、その他の作品は快楽中毒となったヒロインの完全服従や、目から理性の光が消えた姿、白濁塗れになりながら床でガクガクと震える無残な様子など、バットエンド系で統一されており、読後感はそれなりに重苦しく仕上がっています

【改変されていく美女達のグラマラスボディと精神】
  エルフや獣人などの異種族ヒロインが大半を占め、そこにSF的世界観の女性兵士やRPG的世界観の女盗賊や女戦士などの人間ヒロインも加わる仕様で、実年齢は不明とは言え、見た目としては20歳前後~20代半ば程度の綺麗なお姉さんや、30代前半程度の美熟女さんが主力。
気の強い戦闘系ヒロインもいれば、心優しい穏やかな性格のヒロインもおり、主人公のことを見下し使役していた短編「チート紋様術で淫モラルハーレム性活」のメインヒロインの様に強烈な復讐をされるパターンもありつつ、罪無きヒロインが蹂躙され、その善性を破られる展開がメインと言えます。
  等身高めのボディに重たげな巨乳~爆乳、同じく柔肉たっぷりのヒップや太股を組み合わせた肉感的なスタイルで統一されており、この段階でも色っぽい唇等の体パーツ描写の適度な淫猥さと合わさって十分に煽情性のある女体となっています。
ShamedSlaveElf3このボディがハードな凌辱や肉体改造、苗床化などの過程で変化していくことが大きな特長で、乳首や陰核の肥大化、度重なるアナルファックにめくれあがったガバガバ肛門、性器・乳首へのピアッシング、ボテ腹化などなど(←参照 スライム拡張&疑似ボテ腹 中編シリーズ第2話「淫乱エルフ娘とスライム」より)、一定のグロさを感じさせる水準のものも含めて、精神の変容とリンクする様な破滅感を喚起。
  なお、触手モンスターやスライム、異星人など、そもそも人間型の男性キャラクターが登場しない作品も多く、醜悪である意味では化け物じみた悪漢達も含め、美人と異形との絡みという要素が視覚的に強調された作品が多くなっています
  絵柄自体はオーソドックスな二次元絵柄でありつつ、前述した肢体描写も含めてセックスアピールがかなり強く、また全体的に重さ・濃さを重視した描写が続くこともあって、絵そのものの存在感が強く、やや好みは分かれるでしょうが、満腹感を高める大きな要因と評し得ます。

【強烈なエロ演出を多用するハードなプレイ満載の濡れ場】
  前述した様に、冒頭で示された作品設定に従ってサクサクとエロシーンへと投入して行く構築であり、十分な長尺の中でヒロイン達に強烈な快楽や異常なプレイが叩き込み続けられて、ブザマな痴態を曝け出していく流れで押しまくるスタイル
  娘を庇って肉便器にされたエルフ母の前で娘を凌辱、救出にきた夫の前でエルフ妻が快楽堕ち&メス奴隷宣言な寝取りエロ、巨大な男性器や各種の特殊触手を有するモンスターによる凌辱や苗床化に催淫術による支配&ハーレム構築などなど、エロシチュはいずれも攻撃的なものが揃っています。
加えて、ニプルファックや乳腺への産卵、スライム浣腸に肉体改造、子宮姦に触手丸呑み、規格外の巨根の挿入などなど、プレイ内容もハードかつアブノーマルなものを多数用意しており、それに伴う肉体の改変やヒロインの半狂乱なリアクションなどを含めて、インパクトのある絵作りが特徴的で、好き嫌いが分かれるタイプと言えるでしょう。
  触手等でヒロインの肉感ボディ全体を嬲り、拡張やニプルファックを含む性感帯を弄る行為や、ち○こにむしゃぶりつくひょっとこフェラなど前戯パートにも十二分なアタックはありますが、分量としては短めにまとめ、肉穴を蹂躙し尽くす抽挿パートの尺を長く取った構築になっています。
ShamedSlaveElf4拡張された秘所やアナル、場合によっては乳首や臍などを見せ付ける構図、爆乳が派手に揺れまくる描写、母乳なども含めて噴出する各種の液汁描写にアへ顔などの表情付け、淫語&ハートマーク搭載の半狂乱なエロ台詞に、ちんこや触手が暴れ回る断面図などなど、過激さ・派手さのあるエロ演出を多用しています(←参照 物凄い乳揺れ&アへ顔 短編「囚われのエルフ母娘」より)。
  お下品さも伴うハードなアクメ描写を連発するのに加え、目一杯に拡張された秘所やアナルに精液やらスライムやら怪物の卵などが注がれ、それらが溢れて噴出する様を複数回設けており、その上でそれらのハードな描写や演出を全部盛りにした1Pフルの絶頂描写で強烈無比に〆ています。

  ファンタジー凌辱エロとしてのオーソドックスな魅力を有し、その上で演出面やプレイのハードさ・アブノーマルさでぐいぐいと押しまくるパワフルさが明確な身上。
個人的には、エルフ母娘にハードな凌辱調教が繰り返される短編「囚われのエルフ母娘」と、淫紋術で美人冒険者たちをメス奴隷に~な短編「チート紋様術で淫モラルハーレム性活」に愚息が大変お世話になりました。

無洗米『くちゅ❤くちゅ❤』

KuchuKuchu   叶恭弘先生の『KISS×DEATH』最終第7巻(集英社)を読みました。最後の決戦で見事な演技をみせた戸津君、成長しましたねェ。Zとの種族を越えた信頼関係、そして別れと希望というまとめ方も王道で素敵でした。
最後までテンポの良い読書感(とサービスシーン)で楽しませてくれた作品です。

  さて本日は、無洗米先生の『くちゅ❤くちゅ❤』(ヒット出版社)のへたレビューです。今単行本が、この名義では2冊目(通算3冊目)となる作家さんですね。
多彩な作劇&エロシチュで肉感ボディな美少女さん達が汁塗れで蕩ける痴態をたっぷり鑑賞できる作品集となっています。

  収録作はいずれも読み切り形式の短編で計8作。なお、短編「続・シズクトリップ」は前単行本『アクメカタログ』(同社刊; 未レビュー)に収録の同名短編の続編で、ざっくりとしたあらすじ付きということもあり、該当作を読んでいなくても特に問題はないでしょう。
1作当りのページ数は22~28P(25P弱)と中の上クラスのボリュームで安定しています。短編集ということもあって、コンパクトにまとめた作劇であり、十分なアタックのある濡れ場を十分量提供することに注力した作品構築と言えるでしょう。

【全体的に欲望任せで話としてはイージーに進行】
  前単行本に引き続き、ライトなエロコメ系統から比較的ヘビィ&ウェットな凌辱系まで多彩な作劇の方向性が揃っており、いずれにしても性欲に素直に従ってサクサクとエロシーンへと雪崩込んでいく流れをスムーズに提示してきます。
KuchuKuchu1  作劇としてメインとなるのは、軽快な読み口のエロコメ系統であり、売り言葉に買い言葉でお姉ちゃんが弟君にアナルセックスを挑戦させたり(←参照 負けず嫌いで体を張るお姉ちゃん 短編「弟の困った性癖」より)、純朴オタクボーイがメイド喫茶でまさかのスケベ大サービスを受けることになったり(短編「あん☆ぐり」)、キツネ耳美少女なこっくりさんを元の世界に返すお礼にエッチなボディチェックをしたりと(短編「帰して!こっくりさん」)と、漫画チックな楽しさ&イージーさでセックスへと導入していきます。
短編「続・シズクトリップ」「僕の玩具(かのじょ)」など、カップルさんのお話もありますが、スケベな主人公の性癖に彼女さんが振り回されるも、一緒に夢中でセックスに励むといった流れであり、恋愛ストーリーとしての側面よりも、あっけらかんとエロの勢いで突っ走る印象が強いタイプ。
  一方的に想いを募らせていた相手が別の男性と付き合っていることを知り、勝手に嫉妬と憎悪を抱いた主人公が、彼氏の前でそのヒロインを凌辱な短編「ラヴァーズキャッチャー」、壁尻大好き馬鹿男子トリオが軽い流れからヒロインを罠にハメてガンガン凌辱な短編「壁ω研究部」と、話としての明暗や陰湿感は異なり、またオチは勧善懲悪的な要素を含んだ比較的コミカルなタイプですが、凌辱エロとして共に相応のハードさのあるエロ描写を備えます
  このように作劇の方向性には一定のバリエーションはありますが、短編「ラヴァーズキャッチャー」を覗いてエロコメ的な軽さを重視してまとめるため、読後の印象は薄いものの、余計な負荷も無い分、実用的読書に集中しやすい作りとも評し得るでしょう。

【多彩な設定の巨乳&桃尻美少女ヒロインズ】
  狐神さまのように年齢不詳なヒロインもいますが、その見た目も含めて概ね女子校生級~20歳程度と思しき美少女さん達で占められた陣容となっています。
KuchuKuchu2清楚系美少女なクラスメイト、エッチなメイドさん(←参照 メイドカフェで3Pセックス大サービスだ! 短編「あん☆ぐり」より)、アイドルの女の子に、押しに弱いチョロ系彼女さんや負けず嫌いで世話焼きなお姉ちゃんと、漫画チックにキャッチーなヒロインを多彩に用意しており、彼女達が恥ずかしがったり、暴走したりとチアフルに動き回る楽しさも、エロコメ的な魅力の一つとなっています。
  ヒロイン陣のボディデザインについては、もっちりと柔らかい弾力感のある巨乳に締まったウェスト、これまた十分なマッスのある桃尻にパイパン仕様の股間と、オーソドックスなものであり、これといった特徴は無いものの、バスト&ヒップのストレートなセックスアピールは十分で万人受けするタイプ。
なお、ほぼ全てのエロシーンにおいて着衣セックスが描かれており、コスプレ的なものも含めて、各種の着衣を丁寧に描いており、そこから柔肌がこぼれていく流れの良さは好印象。
  トーンワーク等の修飾性が高く、十二分な描き込み密度を有する絵柄は、初出時期による一定の変遷と多少のクドさが気になる部分はあるものの、漫画チックな親しみ易さとオーセンティックなアニメ/エロゲー絵柄の良さを併せ持っており、表紙絵の印象と中身の絵柄はほぼ完全互換なのが安心材料と言えます。

【濡れる女体描写をたっぷり詰め込んだ複数ラウンド制】
  十分なページ数をエロシーンへと振り向けており、前戯・抽挿の両パートそれぞれにバランスよく分量を設けた上で、中出し連発を主軸とする複数ラウンド制で濡れ場をたっぷり用意というサービスフルな構築となっています。
KuchuKuchu3  棚ボタ的なウハウハHやら、彼女さんを恥ずかしがらせる露出要素のある羞恥系エッチ、ツンデレ気質なお姉ちゃんとのラブラブ両穴セックスなどの和姦エロに加え、ヒロインを罠にはめてオナホ扱いする壁尻凌辱や(←参照 短編「壁ω研究部」より)、拘束した彼氏の前でヒロインを寝取り凌辱など、凌辱エロ系統は相応にハードなプレイ・攻撃的なシチュで組み立てています。
  拘束したヒロインへの電マ責め、エッチなメイドさんによるダブルフェラ、お姉ちゃんのアナルを舐めながらのシックスナインに強引なイラマチオ、丹念なクンニなどなど、シチュエーションに合わせた各種プレイを前戯パートに投入し、ヒロインの派手な潮吹きやお口にドプドプと注いでヒロインを驚かせる射精などの抜き所を配置。
この段階ですっかりぐしょ濡れの秘所に誘導されたり、無理矢理挿入したりで開始される抽挿パートでは、男性キャラクターの体躯の存在感をあまり感じさせず、蕩けた表情と汗やら汁やらで濡れた肉感ボディに意識を集中させるエロ描写を連続しています。
KuchuKuchu4この蕩けた表情付けにシズル感を増す女体描写を明確な武器としつつ、ストレートな結合部見せつけ構図や、乱れた描き文字で表現されるハートマーク付きエロ台詞など、エロ演出は適度なアタックのものを高い密度で散りばめるスタイルを保っていると言えるでしょう(←参照短編「ラヴァーズキャッチャー」より)。
  多少画面が窮屈に感じたり、小ゴマの緊張感が抜けたりすることはあるものの、二アングルを平行させた連続コマや枠線を取っ払っての複数描写の詰め込みなど、情報量を増してページ単位での見せ方に技巧のあるコマ遣いも特徴的で、前穴中出し&潮吹きアクメを大ゴマ~1Pフルで提供するオーラスの射精シーンまでページ数以上のボリュームを感じます。

  強い個性こそないものの、安定感のある作劇に適度なアタックと十分なボリューム感のあるエロシーンとでまとまっており、軽い読書感もあって幅広い層にとって有用な抜きツールに仕上がっていると言えるでしょう。
個人的には、ダブルメイドさんにエッチなサービスをして貰う短編「あん☆ぐり」と、壁尻状態で前後・上下の穴をガンガン攻め立てる短編「壁ω研究部」が特にお気に入りでございます。

シオロク『おんなのこ包囲網』

GirlsSiege  南勝久先生の『ザ・ファブル』第14巻(講談社)を読みました。大晦日にお正月とまったり?した日々を送る佐藤ですが、組内部の争いがファブル内部での争いと絡んで随分と大事になりそうなきな臭さが漂って参りました。
クロちゃんアホだけど、警告されながら試合を志願していて、ガッツありますよね。

  さて本日は、シオロク先生の『おんなのこ包囲網』(ティーアイネット)の遅延へたレビューです。これが3冊目となる作家さんで、今回初めてレビューの俎上に上げさせて頂きました。
肉感ボディの美少女さん達とのちょっと変わったラブ模様&棚ボタセックス三昧が楽しめる1冊となっています。

GirlsSiege1  収録作は、不向きだと上司に言われ仕事を辞めた主人公の再就職先は、大変に好条件なマンションの管理人であったが、そこに行くと元・ラブホテルの建物で雇い主のオーナーからは住人との交流を目的とする“オーダー”に従う必要があると言われ、なんとその内容はエッチなものばかりで・・・な長編「Luv order」全4話(←参照 オーダーを守らなければまた失職!? 同長編第1話より)、および読み切り形式の短編「僕は免許がとれない」。
1話・作当りのページ数は20~52P(平均38P)と幅はありつつ、平均としてはかなりの大ボリューム。長編作は、ストーリー面にもある程度の存在感を持たせつつ、たっぷりとエロシーンを用意した抜きツールとしての満足感も高く仕上げています

【棚ボタ的でありつつそこから自分の居場所を得るお話】
  長編作は、自分に向いた仕事に出会えず、自信を喪失していた主人公が、美少女揃いのマンションの管理人となり、とある目的でオーナーが提示してくる“オーダー”に女の子と共に従ってエッチ三昧という直球の棚ボタ設定を序盤から投入していきます。
  好条件の職業をやめたくない主人公に、格安の家賃とそれぞれに楽しい生活を守りたい女の子達それぞれの思惑が合致して、オーダーに従ってのエッチに励むわけですが、主人公の善性もあって、最初は一方的に押し付けられたものであっても、信頼関係や恋愛関係に基づく関係性へと移行する流れが描かれています。
GirlsSiege2また、このお話は、そういった信頼関係を主人公が勝ち得ていく中で、居場所が無かった主人公が自身の居場所を得ていく話であり、また同時にヒロイン達の居場所を守ろうと彼が勇気を奮う話でもあって(←参照 “自分こその仕事”を見つけた主人公 長編第3話より)、単に棚ボタ的幸福感を甘受するだけのストーリーでないのは好印象。
  オーナーの思惑が明かされる最終盤の意外かつユニークなSF展開は、読者諸氏の目で確かめて頂くとして、“誰しも何処かに自分として求められる居場所はあるんだよ”と伝えてくる様な描き方も素敵だなと感じました。
  短編「僕は免許がとれない」についても、ちょっとしたSF要素と棚ボタ的な和姦エロという意味で共通する要素は多いですが、こちらは作劇面でよりコンパクトにまとまった作品と評し得るでしょう。

【程好い駄肉感もある肉感ボディの若々しい美人ヒロインズ】
  いずれの作品も概ね20歳前後~20代半ば程度と思われる設定のヒロイン達ですが、アダルトな色気を持つ女性キャラもおりつつ、より若々しさを感じさせるタイプのヒロインがメインと感じます。
  長編作は計4名のヒロインが登場しており、主人公の恋愛相手として一応メイン格と言えるキャラも設定されていますが、むしろ個々のキャラとの関係性を比較的丁寧に掘り下げて、全キャラの扱いを対等なままでハーレムHなラストにつなげていく展開となっています。
クールな眼鏡美人のオーナーさんなど、キャッチーな属性付けをすることもありますが、それよりかはヒロインの初心さや善良さなどが重視されており、彼女達に受容されることも、“居場所”を得る幸福感と密接にリンクしていると言えます。
GirlsSiege3  ヒロインのボディデザインについては、おっぱいサイズ控えめな娘さんもいれば、お腹周りの駄肉感がしっかりあるタイプの娘さんなど、一定のバリエーションを設けつつ、健康的な肉付きの体幹にボリューミィな巨乳&桃尻、程好い濃さの茂みを備える股間を組み合わせた肉感ボディが主力(←参照 巨乳&駄肉感のあるお腹 短編「僕は免許がとれない」より)。
なお、必ずしも体パーツの描写として特徴があるというわけではないものの、ぷっくりと膨らんで自己主張する乳首の描写に存在感があり、着衣の状態でも乳首の隆起が分かるくらいですし、また後述する様にエロシーンでもそれ関連の描写を充実させています。
  最先端であったり華やかな絵柄だったりとは言い難いものの、健康的な肉感ボディとどちらかと言えば素朴さのある可愛らしさとの組み合わせを円滑にする漫画絵柄は、幅広い層に親しみ易く安定。フルカラー絵の表紙絵と印象の差異がほとんど無いのも安心材料です。

【乳首弄りも充実な熱っぽい陶酔に包まれる和姦エロ】
  やや短めの短編作も含め、エロシーンは十二分に長尺であり、前戯シーンにも抽挿シーンにもたっぷりと尺を取ったり、はたまた4Pセックスで中出し連発があったりとボリューミィなエロシーンの中でじっくりねっとりと興奮を高めていく構成。
  教官とのセックス実地試験、オーダーで指定されるオナニー見せつけや親友にセックスシーンを観て貰う羞恥系プレイ、皆で放尿など変態チックなプレイなど、エロシチュ・プレイに一定の味付けはしていますが、基本的にはストレートな和姦エロでもあり、羞恥心や戸惑いを超越する快感で互いに気持ち良くなっていくスタイルと言えます。
  もっちり肉感巨乳でのパイズリに、初めてのご奉仕フェラなどのサービスプレイに、ヒロインの秘所を丁寧に指や舌で愛撫する描写などを備えた前戯パートには十分なページ数を持たせており、特にぷっくり乳首やクリトリスをクニクニと弄る描写が特徴的。
クンニからの潮吹き描写、フェラからのぶっかけなど前戯パートに明瞭な抜き所を投入することもありますが、どちらかと言えば双方の興奮を高める役割が大きく、そのまま挿入して始まる抽挿パートで豊満ボディの存在感と熱気を伴う陶酔感を強く打ち出していきます。
GirlsSiege4  零れる涙や涎に濡れる紅潮した表情、漏れ出るハートマーク付きの嬌声、汁気たっぷりの結合部、子宮口を鈴口でノックし、竿をひだひだに包む淫猥な断面図など、個々にベーシックな演出を高い質でまとめたエロ描写となっており、またここでも乳首関連の愛撫等を充実させています(←参照 二人の乳首が合わさっている 長編第4話より)。
感極まった表情でアクメボイスを絞り出す表情付けと、勢いよく放出される白濁液(一部ゴム付きセックスあり)、そしてビンビンに勃起した乳首などをたっぷりと見せ付けるフィニッシュで〆ており、尺の長さがありつつ適度な濃度の高さを保ち続けるハイカロリーな濡れ場を貫徹しています。

  長編ストーリーとしての面白さを有しつつ、たっぷり和姦エロを楽しめる作品で、強い陶酔感やほんのりアブノーマル感も持ちつつやり過ぎないことも含めて、バランスの良さが光る作品。
幅広い層にお勧めできる1冊ですよ!
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