ひょころー『おとめぼれ』

GirlsFallingInLove  TVアニメ『ゾンビランドサガ』第10話「NO ZOMBIE NO IDOL SAGA」を観ました。初めての単独ライブに何か縁のありそうな会場で、気負いすぎる余りにグループとしての良さを忘れかけていたさくらが、そのことに自分で気づく流れがスムーズで良かったのですが、「あれ、この流れ何処か、具体的には1話で・・・」と思ったら衝撃の展開ですよ、これは。

  さて本日は、ひょころー先生の『おとめぼれ』(ヒット出版社)のへたレビューです。先生の前々単行本(初単行本)『かくしデレ』(同社刊)のへたレビューもよろしければ併せてご参照下さい。
不器用なボーイズ&ガールズの青春ラブストーリーとふにゅんと柔らかボディが快楽に染まる熱々Hが詰まった作品集となっています。

GirlsFallingInLove1  収録作は、兄が自身の友人と関係を持っていることを知り、自らの恋心を伏せていた妹であるが、兄との別離でその思いを深め、久しぶりに再会という時にある事件が起きてしまうのだが・・・な連作「うとのと」続編+実質的には前日談のフルカラー正編(←参照 兄との別離は彼女の心に 同連作続編「うとのと~Two years later~」より)、および読み切り形式の短編・掌編6作。
なお、短編「続・うわきなトコロ」(8P)は前々単行本に収録の同名短編の続編で店舗特典として描かれたものの再録。ほぼエロシーンのみの構成で二人の関係性を知りたい場合は該当作に当たられたし。
この再録作とフルカラー作品とを除き、1話・作当りのページ数は16~54P(平均30P強)と分散がかなり大きい一方で、平均値としては標準を優に上回る水準。読み切りメインながらシナリオの存在感が適度にあって、質的・量的に程好い満腹感のあるエロシーンとバランスよく共存しています。

【不器用さの親しみ易さとそれを乗り越える微笑ましさ】
  作劇の方向性としては、ヒロインのキャラクター性を活かした快活な青春ラブストーリーという路線が不動であると同時に、漫画チックなコミカルさは一定抑えて恋物語としての情動やささやかなドラマとしての魅力をより高めてきたと感じます。
青春ラブストーリーとして、男女の関係性の描写の中で、互いに好き合いながらも素直な恋愛感情を表現できない兄妹、互いに異性が苦手な奥手ガール&強面ボーイ、自らを道具としてしか見ない金持ちの家から出奔した少年と許嫁として彼を慕う少女などなど、登場人物達それぞれの不器用さが描かれているのが作劇面での特徴と言えます。
GirlsFallingInLove2その不器用さを乗り越えて二人がセックスを含めた性愛関係の相互認証に至るまで、特にページ数の多い作品ではじっくりと導入パートを構築していく分、展開にもどかしさを感じさせますが、このことが若い男女が素直な気持ちを明らかにして、それが受容され合うという幸福な状況へと至ることに祝福を呼び込んでいることは明確な美点であると感じます(←参照 大胆な告白は不器用男子の特権 短編「まゆゆうの法則」より)。
  互いに受け入れられた状態で、素直に相手を強く求めるものとしてエロシーンがまとめられていることも、甘い幸福感を醸し出すと共に、そういった障壁や事件を乗り越えた故に相手を求める激しさが生じることで、読み口の良さと実用性の高さに貢献していると評し得ます。
短編ということもあって、ドラマとしてのスケール感自体は決して大きくなく、またページ数の多寡によってシナリオパートの読み応えには作品による差異を感じますが、感情の吐露とその受容を軸とする作劇には一定の存在感があって、微笑ましいハッピーエンドへとスムーズに収束して心地よい読後感を残してくれます。

【ふにゅんと柔らかなバスト&ヒップの質感が魅力】
  明確な年齢層が示されていないケースもありつつ、基本的には女子校生級の美少女さんで占められた陣容であり、男性キャラもそれと同年代から多少年上といった若者達となっています。
  ツンデレな妹や彼女さん、引っ込み思案な気弱ガールにちょっとお馬鹿で天然な優しい妹系ガールなどなど、漫画チックなキャラ性を備えるヒロイン達は前述した通りに、男性キャラとの関係性に不器用さが支障となっているキャラ達であり、それ故の親しみ易さがあると同時に、それらが克復されて幸福なラブエロ模様となることも読み口の良さに直結
この不器用さがあるという点は、彼女達の恋の相手である男性キャラクター達にも共通しており、彼らが単に流されるままであったり、状況を利用したりだけの存在ではなく、やはり不器用さを乗り越えて恋心や性欲を素直に開示していくことで、恋愛模様としての男女の対等性が形成されていると評し得ます。
GirlsFallingInLove3  肢体全体で肉感を打ち出すタイプではあまりなく、等身は必ずしも高くないものの、意外に華奢さや儚さも感じさせる全体の印象に、ふにゅんと柔らかさMAXな質感の並~巨乳と桃尻の存在感を合わせた女体描写が特徴的(←参照 照れ顔おっぱいヤッター! 短編「恋せよメガネ」より)。
等身やバスト&ヒップの肉感の強さなど、キャラデザインは作品による変遷が認められ、これは最大で6年近い初出時期の差による絵柄の変化の影響が大きく感じられます。初出時期の古い作品の絵柄については、流石に今となってはオールドスクール感が強くなっていますが、二次元らしい華やかさと親しみ易いキュートネスが両立された近作の絵柄はそれ単体で十分な魅力。ただ、塗りの影響か、表紙・裏表紙絵の印象とは多少異なることには要留意。

【柔らかボディとの密着感&幸福感のある蕩け痴態】
  作品によってページ数の変化が大きいため、濡れ場のボリュームに関してもたっぷり長尺というケースもあれば分量的にやや控えめというケースの両方が存在。短めの作品でも抜きツールとして十分なボリュームはありますし、また長い作品ではその分導入パートを丁寧にするため、濡れ場の分量は全体のページ数に比べれば変動は小さ目。
  無防備に眠る女の子に思わず手を出してしまう短編「おさわな」のようなケースもありますが、エロシチュとして奇をてらうことはなく、恥かしがりながらも大胆に感情と性欲を打ち明けて互いに求めあう王道の恋愛セックスが揃っています。
GirlsFallingInLove4素直な気持ちや裸体を曝け出すこと、また相手のそれを受容することの恥ずかしさと、その羞恥心を上回る好きな人と結ばれる幸福感や、貪欲に高め合っていく肉体的な性的快楽が入り混じったヒロインの痴態描写に十分な甘味と、エロ描写としての濃密さを打ち出せているのは、ラブエロ系としての基礎にして最たる強みと評し得るでしょう(←参照 バカバカッ 短編「スキっていうな!」より)。
  エロシーンの全体の尺にも依るものの、前戯パートには一定の尺を設けており、舌を絡める熱情的なキスや、密着しての抱擁、ヒロインの柔らかボディや秘所への愛撫など、互いの肌や唇を合わせることで羞恥と興奮を高めていくことで、射精シーンは敢えて設けずに、抽挿パートへの助走をしっかりと形成。
抽挿パートでは美少女さん達のスベスベ柔らかボディの存在感を強く打ち出しつつ、それを強く抱きしめる密着感を強調しており、これまた柔軟な印象の媚肉を肉棒が掻き分ける断面図描写での抽挿感や、蕩けフェイスにハートマーク付きの嬌声な熱っぽい痴態描写と組み合わせることで、前のめりなエネルギー感のある性描写に仕上がっています。
 グレースケールの使用量による絵としての濃度さなどはありつつ、これらの演出・構図のスタイルは初出時期によって変化しておらず、双方が高みに上り切った状態まで十分なタメを作ってからの大ゴマ中出しフィニッシュで〆るエロ展開も概ね共通しています。

  収録の初出時期の開きが最大4年であった前単行本『とろけまなこ』(ワニマガジン社:未レビュー)以上に絵柄の統一感に欠けるのは筆の遅さ故の難点ではあるのですが、ともかく作劇の心地よさと、それに下支えされるラブエロ系としての実用性の高さは文句なしに美点。
個人的には、不器用系ツンデレ彼女さんが素直な恋心を示されて真っ赤になってしまう様子とエッチでの蕩け具合が実に素敵な短編「スキっていうな!」が特にお気に入り。

史鬼匠人『桜宮姉妹のネトラレ記録』

RecordOfSakurmiyaSistersFalling 中村光先生の『聖☆おにいさん』第16巻(講談社)を読みました。パスワード回でブッダが“苦行では悟らないから、苦行は趣味”という発言をしていて、笑いつつも確かに仏教としては正しくその通りだなぁと思いましたね。
マーラさんのグ○グルアシスタントの発声履歴が悲しすぎる・・・。結局ドアから入れなかった娘さん達、姿を見たかったですね。

  さて本日は、史鬼匠人先生の『桜宮姉妹のネトラレ記録』(ティーアイネット)のへたレビューです。先生の前単行本『『ギャルトモ❤ハーレム』(同社刊)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
狂気の欲望が駆動する美少女姉妹への苛烈な調教&凌辱の中で揺れ動くヒロインの心と汁だく痴態が描かれる長編となっています。

RecordOfSakurmiyaSistersFalling1  収録作は、共に凛々しく優れた弓道部員であり、親の再婚による義理の姉妹でありながら家族以上の深い関係にある百合姉妹・サヤとひなたであったが、二人の関係を捕捉した写真部員の少年・立川に妹であるひなたが繰り返し凌辱されてしまい、そのことを知った姉・サヤは妹をかばって自らの体を差し出すのだが・・・長編「ユリシス」全4話(←参照 最愛の妹が立川の言いなりになっていることを知り・・・ 同長編第1話より)。
収録話数4作のみではありつつ、1話当りのページ数は38~50P(平均45P)と標準的なページ数の2倍程度の大ボリュームとなっており、長編ストーリーとして十分な読み応えを有しつつ、長尺のエロシーンの中でねっとりと痴態を見せつけていく構築になっています。

【百合姉妹の絆の確かさと変容を描く緊張感のある凌辱エロ】
   『Mujin comics』レーベルが誇る名ストーリーテラーの最新作は、作劇の引き出しが多いとは思っていましたが、今回はこれまでのサブジャンルとは大きく異なる凌辱・調教系ストーリーであり、全体的な雰囲気は暗く重く、また美少女姉妹の美しい愛情が一体どうなってしまうのかという不安感・焦燥感で読みを進ませていくスタイル
RecordOfSakurmiyaSistersFalling2姉妹が互いにかばい合う故に、立川の姦計の深みに嵌まっていくという二人の転落を描きつつ、凌辱の規模が非常に大きなものになっても、二人の絆や愛情は揺らぐことなく互いを救おうとする“強さ”が描かれている分(←参照 大勢の男達を前にして 長編第4話より)、即堕ち的なイージーさは無く、美しく善きものと歪んだ悪しきものとのせめぎ合いに緊張感があるのは、間違いなく作劇の上手さ。
  立川少年の狂気が駆動する凌辱劇が果たしていかなる結末を迎えるかの詳細は是非ご自分の目で確かめて頂きたいところですが、その上で敢えて言うのであれば、立川の目的は百合関係にある二人を男性である彼自身が、恋人同士から簒奪し、支配することに無いため、本作は“寝取られ”作品ではないと個人的に考えます。
如何なる汚辱と獣欲の中でも美しく強い絆は決して断裂させられない、しかしそれは二人の関係性が変容しないことを意味しないという描き方になっており、その変容に自身が関わることそのものが立川の狂気の、そしてひたすらに純粋な恋慕にも似た、願望であり、それが叶えられたとも評し得るでしょう。
  女性同士の同性愛の関係にあるヒロイン達に男性が割って入ってくるという構図ではありつつ、種付けおじさん的な男性性を強調したキャラクターによる男根の勝利・優越が描かれるのではなく、むしろ二人の間に男性として存在し続けることは不可能なのだと悟っている立川の在り方は、ある意味では二人の百合関係を強く擁護するものとも感じます。
  凌辱・調教エロとしての陰湿さ・アタックの強さや、次第に状況が悪化していくスリリングな展開、揺れ動きながらも固い絆の姉妹の関係性を丁寧に描く展開と、長編作として十分な読み応えと展開の安定感があり、同時に明暗が複雑な読後感を残してくれています。

【美しさと生々しさのある肢体の凛々しい美少女姉妹】
  義理の姉妹であり、また同時に恋人でもある女子校生の百合美少女コンビがヒロインであり、気の強さなどには差はありつつ、二人とも芯の強い凛とした美少女であることは共通。
大切な家族として恋人として思い合う二人の絆の美しさや強さを、欲望をむき出しにして彼女らを襲ってくる男性達の醜悪さや身勝手さと鮮烈に対比させつつ、立川の姦計の中で、妹の痴態に興奮してしまうサキに多少の共犯意識を根付かせることで、前述した攻防のスリンリングさに拍車をかけているのも、人物描写としての上手さと言えます。
  自らの歪んだ欲望で二人を毒牙にかけ、また輪姦の渦に叩き込んでいく立川は、悪役ではありつつ単純なカテゴライズの難しいタイプで、自らの願望に殉教するラストを含め非常に存在感があり、また、いわゆる“メカクレ”キャラで目が描かれない一方で、常にカメラやビデオというフィルターを通して姉妹を見ているという描き方は、百合作品とその男性読者という一種メタ的な配置と考察することも可能でしょう。
RecordOfSakurmiyaSistersFalling3  姉のサキは並乳クラス、妹のひなたはたっぷり巨乳とおっぱいサイズには変化を付けつつ、等身高めでしなやかな四肢が体幹から伸びるスレンダーボディであることは共通しており、適度な肉感を持ちつつ、肢体全体としてはしなやかさ・端正さを重視したタイプ(←参照 エロ衣装を着せられ輪姦ハメ撮りへ 長編第3話より)。
その一方で、唇や性器などに生々しい官能性を持たせており、特に各種淫液でどろどろになった粘膜描写は濃厚なエロさで実用性を大きく高める要因
  背景描写等も含めて、丁寧で密度の高い作画には定評のある作家さんであり、服のしわや髪の乱れ、美肉の襞まで綿密に描き込みながら、同時に絵として重過ぎたり、濃過ぎたりしないバランスも取れたモノクロ絵柄は、フルカラーの表紙絵と比べても遜色なく、単行本を通して安定しています。

【汁気たっぷりの粘膜描写が淫猥な輪姦・調教シチュエーション】
  ページ数の多さもあって、エロシーンの総量はかなり多く、また核となる濡れ場に十分なボリュームを持たせていますが、一シークエンスをたっぷり長尺にするのではなく、調教の進展や状況の転換(悪化)などのエロ展開の段階をしっかりと踏むために、複数の状況を織り込んでくるスタイルなのは、調教系や堕ちモノらしいところ。
  明確な凌辱・調教系のエロシチュエーションが揃っており、最終話での大人数による徹底した輪姦は壮絶であると共に、二人の百合としての関係性は強固に維持され、“寝取られエロ”としてのクライマックスではなく、一方的な凌辱の暴風の中で二人の変容した絆が静かに相互認証される描き方となっているのには唸らされたところ。
RecordOfSakurmiyaSistersFalling4エロの趣向としては、常に撮影を行う立川によるハメ撮り的なシチュエーションやレンズ/モニター越しの描写が多いことに加え、百合カップルの双方に恋人の存在や乱れっぷりを意識させることで、彼女達の羞恥心や恥辱、そしてそれ故の興奮を高めるプレイや体位、男性側の台詞回しが多いことも明確な特色です(←参照 レズキスをさせながらのピストン 長編第3話より)。
  オナニー実況撮影や、性玩具を挿入された状態での羞恥プレイなどで、愛液でぐしょぐしょになった秘所や、フェラからぶっかけられた白濁液に染まる顔面や口腔、肉棒に押し広げられながら愛液をこぼす秘所や、指で広げられる菊門、輪姦シチュではそれらの肉穴すべてに次々と注ぎ込まれ溢れ出る白濁液と、粘膜描写と液汁描写の組み合わせにある強烈な淫猥さを活かした断面図や結合部アップ構図を多用するのはストレートなエロさに直結
ページ数に余裕があることもあって、ここぞという時での大ゴマや2P見開きでのインパクトのある描写、またシンプルな上下大ゴマのページを連続させて、撮影された“写真”が並ぶような意図的な画面構成など、技巧的であると同時に興奮を高める視覚的な仕掛けが為されているのも○
  じっくりねっとりと羞恥と快感を刺激してからトドメ的な中出しに持っていく調教シチュ、および次々とち○こが上下前後の肉穴に挿入されていくアグレッシブな輪姦エロの双方で抜き所を複数有しており、しっかり緩急を付けながらフィニッシュへ向かって一気に加速するエロ展開のコントロールも実用性の基盤と言えるでしょう。

  百合カップルに男が乱入という、好みが大変に分かれる要素を有していますが、そこに単純な百合的性愛の敗北ではない、ある意味ではそれを愛好する男の歪んだ勝利が描かれるという、明暗が複雑に入り混じるストーリーと、静かな確かな絆に吹き付ける調教&輪姦エロの荒々しさの対比が見事で、非常にユニークな作品であったと感じます。お勧め!

アーセナル『膣穴あそび』

LoveHolePlay 植芝理一先生の『大蜘蛛ちゃんフラッシュバック』第3巻(講談社)を読みました。水着回はあるし、夏祭り浴衣回はあるし、今回、特にママンのエッチな魅力が引き立ち過ぎでは!?勃起!
めちゃくちゃ急展開と言える展開があるのですが、母子としての関係が如何に変化するのかは凄くドキドキしますね。

  さて本日は、アーセナル先生の『膣穴あそび』(富士美出版)の大幅遅延へたレビューです。発売から1か月強程遅れてのレビューとなり恐縮ですが、前単行本『恋膣穴』のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
スレンダー巨乳ボディなビッチガールズとの棚ボタラブ&乱れまくりセックスが明るい雰囲気で楽しめるラブコメ系作品集となっています。

LoveHolePlay1  収録作は、巨根ではあるが早漏気味でエッチに淡白な彼氏君に少し悩んでいたヒロインは友人に相談したところ、ビッチなその友人ギャルは彼氏君を特訓すると言い出し、さらに別のビッチさんも巻き込んで~な中編「れっすんH!」全3話(←参照 ビッチギャルによるセックス特訓が始まる! 同中編第1話より)+描き下ろし後日談(6P)、憧れの少女を巡る恋のライバルであるレズガールに勝つべく、主人公は彼女にち○この良さを教えて恋のレースから脱落させようとするのだが・・・?な連作「千夏ちゃんと白河さん」前後編、および読み切り形式の短編5作。
描き下ろし作品を除き、1話・作当りのページ数はいずれも20Pと、中の下クラスのボリュームで固定。ストーリー面の存在感は弱いですが、明るく楽しい雰囲気作りが身上で、その上で適度にアグレッシブな演出を載せたエロシーンを十分量提供するスタイルで安定しています。

【明るくハッピー&イージーなラブコメディ】
  棚ボタ的に美味しい状況が転がり込み、コミカルな掛け合いなども交わしつつ、ラブ&セックスのウハウハ感を気軽に満喫できるラブコメ・エロコメ系作品が今単行本でもメインとなっています。
  特訓の名目で主人公ち○こをエンジョイするビッチな美少女コンビ(中編作)、主人公を含めて奇妙な三角関係を形成するドMレズガールとドSな高嶺の花ガール(連作)、主人公を狙って暴走するドMストーカー系お嬢様(短編「這い寄りお嬢様」)など、漫画チックの楽しいヒロインの言動が、コメディとしての楽しさを生んでいるのは一つの美点。
LoveHolePlay2これらの棚ボタ的な展開や、ヒロイン達のエッチへの積極性にある快活さなどを作劇面で利用することで、複数ヒロインとの3P~4Pセックスに持ち込む展開が多いことも一つの特色であり(←参照 美少女3Pセックスヤッター! 短編「三人あそび」より)。
加えて、ヒロイン側がセックスに積極的でありつつ、性行為において主導権を維持するわけではなく、一定の主導権を男性側に譲渡してメロメロに蕩けさせられてしまうという点も、男性側にとっての棚ボタ的な幸福感を強くする要因と言えるでしょう。
  作劇面の存在感は強くなく、恋愛関係の進展といった面でのストーリー性もほとんど無いため、話としては薄味ですが、前述したキャラクターの楽しさと、コミカル&ハッピーなラストを迎える快活な話運びとで話としての退屈さ・平板さを回避していると総括できます。

【エッチ大好き&多彩な設定の制服JKヒロインズ】
  短編「美味しいから仕方ないよね」に登場する彼女さんは女子大生クラスでも不思議がない設定ですが、その他のヒロイン達はJK級の美少女キャラクターで固定。
  皆さんエッチに積極的なキャラクターであり、アホの子気味であったり、暴走系ストーカー気質であったり、ドSキャラであったりと漫画チックな楽しさがあることが、作品のラブコメ的楽しさに寄与。
LoveHolePlay3また、割合ストレートにビッチな印象のあるキャラクターも存在しますが、そんな奔放なヒロインに愛されたり、エッチの相手として独占することが可能になったりする幸福感につなげるような作劇・キャラメイクとなっています(←参照 ビッチな黒ギャル美少女さんが主人公だけのものに!? 短編「ましろ勉強会♥」より)。
  キュートさもある妹キャラや黒髪ロングお嬢様、黒ギャルさんに華やかなクラスのアイドル的存在など、キャラデザによって多彩な設定の描き分けを為しつつ、ボディデザインとしてはスレンダーボディに適度に強いボリューム感を持たせたバスト&ヒップを組み合わせたタイプで統一。
女体描写に強い個性があるタイプではないものの、スレンダー巨乳ボディの端正さとエロさのベストバランス、臭みを排しつつ淫猥さのある粘膜描写の存在感など、幅広い層に受け入れられやすいエロさを維持する肢体描写であるとも言えるでしょう。
  描線の細やかさ故に、多少頼りない印象があったり、粗さが目立ちやすい印象があったりする絵柄ですが、オールドスクール寄りではありつつもキャッチーかつ適度な濃さの描画密度を両立するのは現代的な方法ですし、ベテラン作家さんらしく絵柄は単行本を通して、表紙絵の印象と祖語無く安定しています。

【更なる快楽を求める痴態描写のテンション&アタックの高さ】
  ヒロイン側の積極性もあってサクサクと濡れ場へ突入していく短い導入パートとなっており、前戯・抽挿の両パートにバランスよく分量を割り振った上で双方に射精シーンを設ける複数ラウンド制で安定したサービスフルな抜きツールに仕上げています。
  暴走系お嬢様が優しい正確な主人公に一服盛って乱暴されちゃうことに喜びを見出すソフトSM的なエロシチュや、ドMレズっ子にち○この良さを分からせな拘束調教など、男性側が主導権を握るケースもありますが、その場合でも快楽を満喫するヒロイン側に最終的な主導性があって、また基本的にはヒロイン主導の棚ボタHやラブラブHがエロシチュとしてのメイン。
  ヒロインに主導されて開始される前戯パートは、豊満柔らかバストでのパイズリ、お下品な水音を立てながらの熱心な口淫、はたまたドSキャラのダブル脚コキなど、彼女達のセックスへの積極性を明確に強調するプレイを充実させつつ、ヒロインの性感帯への愛撫やラブラブなキスなども投入して、双方が気持ちよくし合う流れを抽挿パートに向けて形成。
LoveHolePlay4  抽挿パートに移行後は、双方貪欲に快感を高めていくテンションの高さがあって、ハートマークと淫語を乱舞させながらの実況エロ台詞の台詞量の多さ、要所でのアヘ顔を含めた表情付けの蕩け方、乳揺れ描写や断面図によるピストン運動の勢いや挿入感の強調など(←参照 連作「千夏ちゃんと白河さん」前編より)、アタックの強さがある演出を十分な密度で維持する流れを形成。
読みのテンポを敢えて無視した台詞の大量投入など、演出としての緩急よりも量的飽和でシンプルに力押しする印象はありますが、スレンダー巨乳ボディの存在感と各種のアップ描写を組み合わせて、過密過ぎずに情報量の高さがあるページを連続させているのは実用性に貢献する技術力を示しています。
  前述した様に、蕩けまくりのヒロインの秘所をガンガン突いて双方に更なる快感を生む抽挿パートは中出し連発の構成を取ることが多く、描き文字のアクメボイスを絶叫しながら蕩けきった喜悦のメス顔、白濁液があふれ出る秘所や子宮内に精液が注ぎ込まれる断面図などを組み合わせた大ゴマのフィニッシュで、ドライブ感のあるエロシーンをパワフルに〆ています。

  軽く楽しい読書感で包み込んで訴求層を広げつつ、痴態描写の実用性を高める勢いの強さでグイグイと牽引する抜きツールとなっています。
個人的には、ビッチ黒ギャルになった幼馴染ガールによる誘惑H&ラストへ向けてラブラブ感を増していく短編「ましろ勉強会♥」に愚息が大変お世話になりました。
記事検索
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

月別アーカイブ
  • ライブドアブログ