ぽるたん『洗脳マゾ人形』

BrainwashedMasochistDoll TVアニメ『けものフレンズ2』第1話「きおくのかなた」を観ました。サーバルちゃん&カラカルちゃん、めっちゃ優しいし、今回もドキドキハラハラでありつつ謎もあって優しくて、いい作品になりそうだと感じます。前作とのつながりも意識していて、意欲的だなと。
あと、動物の解説パートでは映像でナショジオが協力していて、そうきたか~と思いましたね。

  さて本日は、ぽるたん先生の『洗脳マゾ人形』(エンジェル出版)のへたレビューです。先生の前単行本『みずいろしずく』(ヒット出版社)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
暗い情念に彩られる狂気の凌辱・調教模様と迫力豊満ボディが激しく乱れるエロシーンとが詰まった作品集となっています。

  収録作はいずれも読み切り形式の短編で8作。1作当りのページ数は20Pとこのレーベルの標準仕様となっており、エロシーンの強烈な存在感を軸としながら、ストーリー面に一定の存在感がある作品構築となっています。

【欲望の奔流とそれに絡みつく複雑で暗い情念のお話】
  約4年半ぶりとなる今単行本では、前単行本までの温和で繊細な雰囲気の中で思春期ガールズのラブ&エロを描き出す作風から、豊満ボディのアダルト美人を催眠やら脅迫やらでがっつり凌辱というドラスティックに過ぎる作風の変化を示しています。
BrainwashedMasochistDoll1  姉が別の男と結婚することに嫉妬した弟が催眠術によって自分を恋人と思わせる短編「姉・催眠」(←参照 徐々に危険な催眠セックスへと 同短編より)、優しく気高い憧れの先輩を催眠で凌辱し、彼氏から寝取ろうとする卑屈な少年を描く短編「メス堕ち催眠アプリ」など、単行本タイトルに“洗脳”とある通り催眠調教的なエロシチュも数作で見られますし、薬物や脅迫、人質など、分かり易いギミックでヒロインを好き放題にしてしまうという趣向は共通しています。
そういった構図において、男性から女性に対する欲望の身勝手さや一方通行性が明確に表現された上で、単純な性的欲望だけではなく、コンプレックスや復讐心、嫉妬、独占欲などの暗い情念が絡みつくことで、話の印象をより重いものとしていると感じます。
  この展開において、性的願望を充足させてち○こ大勝利的な黒い爽快感は無く、それらの情念と欲望が、激しいセックスを通して叶えられたところで、ヒロインを独占したり、愛されたりすることもないという悲哀や、男女双方が失ってしまったものが二度と戻らない痛みがじんわりと滲み出してくる終盤展開は、即物的なバットエンドとはまた趣の異なる重さ・苦さを読後に残すタイプ。
独占欲と性欲が駆動する激しい欲望の中に眠る憧れ、愛情に飢え孤独な少女が凌辱の嵐の中で魅せる友人への純粋な想い、過去に囚われた者同士の一瞬の交錯と別離等々、人の欲望の在り方の複雑さを示しながら、それをちょっとした回想や示唆的な台詞回しで印象付けるスタイルは、もともとシナリオワークの細やかさに定評のある作家さんらしい点と感じます。
  登場人物達の背景や結末について、丁寧に“説明”するタイプではなく、悪く言えば思わせぶりでもやもやした印象が残るとも言えますが、そこらの奥行きや割り切れなさも含めて、短編ながらも作劇に存在感がある構築になっていると評したいところ。

【爆乳&巨尻の豊満ボディの美少女&美女ヒロイン】
  今単行本では思春期前半ガールは登場しないものの、女子校生級の美少女さんから、彼のママ世代の美熟女さん、20代半ば程度と思しき女子アナや女教師さんなど、幅広い年齢層が登場するヒロイン陣となっています。
弟をからかう気の強いお姉さん、性的に奔放でおっさんである主人公を見下すギャル系ビッチさん、クールなお嬢様ヒロインなど、男性の反発心や征服欲を刺激するキャラ造形も複数認められますが、そういった有意な存在へのコンプレックスや憧れなども絡む関係性であり、弱さ故に快楽に飲まれていくタイプのヒロインも含めて、単純に性欲を叩き付けるだけの相手として描かれていないのは前述の通り。
  ヒロイン陣のボディデザインについては、爆乳クラスをメインとする特大バストに負けず劣らずボリューミィな巨尻、柔肉がたっぷり詰まったむちむちの太股が組み合わされた非常にグラマラスなものであり、ぽっちゃり系ではないものの、横幅を感じさせることもあってお肉の存在感が非常に強いスタイル。
BrainwashedMasochistDoll2このバスト&ヒップ&太股の存在感を前面に強く打ち出す構図を多用することに加え(←参照 このケツの迫力! 短編「メス堕ち催眠アプリ」より)、大粒の乳首や肥大化したクリトリスなど、体パーツ描写の淫猥さも相応に濃厚と感じます。
  また、美少女ヒロインにドスケベ衣装を着用させたり、アダルト美人にブルマ体操服を着せたりと羞恥心を煽る性的な衣装を着用させて、その豊満ボディのエロさを強化しているのも一つの特徴であり、下着の描写などはなかなかに細やかになっています。
  細やかな描線に、少女漫画チックな華やかな修飾性を持たせた絵柄の特徴は、以前の作風から引き継ぎつつも、そこに絵としての重さ・濃さを添加したスタイルとなっており、その絵柄と肉感最重視の豊満ボディやハードなエロ描写との組み合わせは、かなりユニークな特色と言えるでしょう。

【女体の存在感の強さに劣らないアタックの強いエロ演出】
  性愛の中で表出していく男性達の狂気や歪み、また女性側の変容やその中でも変わらぬ何かなどで前述したストーリー性を紡いでいくスタイルであり、たっぷり長尺と言うわけではないものの、十分な尺を質的な満腹感のある濡れ場となっています。
BrainwashedMasochistDoll3  催眠調教や輪姦凌辱、コスプレHやセックス見せつけショーなどの羞恥シチュに拘束しての凌辱&調教など(←参照 ビッチギャルに一服盛って 短編「昏睡」より)、攻撃的なエロシチュが多いことに加え、孕ませ要素や寝取り要素などを盛り込むケースもあります。
爆乳でのパイズリご奉仕や、アナル舐め手コキご奉仕、シックスナインで喉奥までピストン等でち○こを気持ちよくさせるプレイや、搾乳やオモチャでの羞恥プレイなどヒロインに背徳的な快楽を叩き込むプレイも用意しつつ、ヒロインを好き放題にしているという状況を明確化して強烈な欲望の奔流を形成していきます。
前戯パートにも射精シーンを設けることが多いですが、演出的に盛り上げはそこまで強くなく、後続の抽挿パートにページ数および演出的な強度を割り振った構成となっており、前述した様にバスト&ヒップの存在感を強く打ち出した女体をホールドしてガンガン肉竿を秘所やアナルに打ち込んでいくアグレッシブな描写を連続させていきます。
BrainwashedMasochistDoll4  涙や涎が漏れ出してぐしゃぐしゃになった表情や瞳にハートマークを浮かべながら淫語を連呼する蕩け顔、ハートマーク付きのエロ台詞や嬌声に、結合部等からあふれ出る各種淫液、激しい乳揺れやムチムチな太股と共に提供する露骨な結合部見せつけ構図と、非常に視覚的なアタックの強い演出・構図を多用しており(←参照 ダブル爆乳ホールド! 短編「先生の憂鬱」より)、前述した様に絵柄の方向性とのギャップが強力。
下卑た言葉責めと共に孕ませ宣言をしながら更に激しくピストンを繰り返し、密着しながらヒロインの秘所の最奥で白濁液を発射するオーラスの中出しフィニッシュは、大ゴマ~2P見開きのボリュームで、透過図や断面図等も絡めて射精の勢いを強調しており、アクメ痴態に乱れまくる美人フェイス&豊満ボディを見せつけてハイカロリーな〆としています。

  作風の大きな変化に戸惑う部分はあるのですが、元々の作劇・作画における美点が、この作風ではまた異なる特徴として機能しているのは面白いと感じるところ。エンジェルでは難しいとは思いますが、以前の作風と両輪で活動して頂ければ、管理人としては一番嬉しくはあります。
今回で言えば、姉貴へのコンプレックスと憧れ、独占欲が混じり合い狂気の催眠凌辱を完遂させながら、ラスト2コマで一気に悲哀や寂寥を感じさせた短編「姉・催眠」が特にお気に入りでございます。

FFC『寝取りエステで、今夜、妻が・・・。愛欲編』

TonightMyWifeStolenAtEstheSecond  奥嶋ひろまさ先生の『頂き!成り上がり飯』最終第7巻(徳間書店)を読みました。あっくんのリベンジマッチ、彼のこれまでの道筋とそれ故の決意が描かれてめちゃくちゃ王道でしたし、綺麗な1発がメリケンに入った時はおおっ!と思いましたね。
“綺麗な”終わりじゃないけれど、この作品らしさを保って完結してくれたなと感じました。

  さて本日は、FFC先生の『寝取りエステで、今夜、妻が・・・。愛欲編』(ブラスト出版)の越年レビューです。発売から1か月ほど遅れてのレビューで申し訳ない。先生の前単行本(初単行本)『寝取りエステで、今夜、妻が・・・。』(同社刊)のへたレビューもよろしければ併せてご参照下さい。
前作よりも更にスリリングかつズルズルとしたイケメン板挟みな不倫エロが美人ヒロインの痴態と共に提供される長編となっています。

TonightMyWifeStolenAtEstheSecond1  収録作は、婚約者との結婚を控えてエステに通い出したヒロイン・由梨はかつて恋人だった男性・鷹野と再開し、彼に押し込まれるまま関係を持ってしまうのであるが、その危うい関係に別の施術しである馬庭の登場や、夫の不倫疑惑もあって更なる快楽と不貞の泥沼にはまっていくことに・・・なタイトル長編第1話~第6話(←参照 新たなイケメンが登場だが、果たして・・・!? 同長編第2話より; 実質的には第7話~第12話で以下続刊)+描き下ろしスピンオフ(4P)。
なお、前単行本を読んでいないと、作品の理解には難しさがあるため、該当作の読了を強くお勧めします。
  描き下ろし掌編を除き、1話当りのページ数はいずれも24Pと標準かそれを少し上回るボリュームで推移。長編作として十分な読み応えを有するストーリー展開である一方、今回はエロシーンの量的満足感は控えめという印象があります。

【女性視点での寝取られ・不倫エロの戸惑いと悦び】
  優しい旦那と婚約し、結婚式を控えながらも偶然再会した元カレに関係を迫られ、かつ過去にはすれ違ってしまった元カレの魅力を再認識してしまうことで、過去の関係を断ち切れずにズルズルと寝取られ的三角関係に陥る人妻を描く本作は、元カレの電話に旦那が出てしまうという前単行本巻末のスリリングな展開を拍子抜けするほどあっさり流してから2巻目に突入。
とは言え、これで少し疑念を抱いた夫がヒロインと共にエステに行ってみたり、またヒロインと鷹野の関係を知った悪いイケメン・馬庭がヒロインに毒牙を剥いてきたりと、不倫が婚約者に露見してしまう可能性や、凌辱の魔の手が迫ってしまう危機などを投入して、イケメン達に挟まれて心を乱してしまうヒロインの姿を今回も描き出していきます。
TonightMyWifeStolenAtEstheSecond2  この展開の中で、元カレ・鷹野の、ヒロインの胸中における存在感が高まっていくことが今回の特色であり、強引ではあるが決して悪い人間ではなさそうな彼の言葉が、夫への罪悪感や自分の弱さなどを飲み込ませて、彼と離れることの出来ない状態へと流されていく昼ドラ的な展開のじれったさが明確な特色と言えるでしょう(←参照 敢えて一歩引いて見せるイケメン台詞だ!! 同長編第6話より)。
このズルズルといけない関係に溺れてしまう展開やすれ違いのもどかしさが作劇としての確たる魅力であると同時に、前述の電話でのフリやイケメン・馬庭の乱入がほぼ単話で解決する作劇面での不発ぶりに加え、自分の不倫関係は棚に置いて夫の不倫を疑うや鷹野との不倫旅行にホイホイ付いていくヒロインの在り方など、話に緊張感を持たせる意図の仕掛けが場当たり的な瞬発性のみとなる拙さがあって、全体として見ると単に話が間延びした様に感じられるのは小さくない欠点。
  また、夫との過去エピソードに温和な印象がある分、ほぼ落ち度がないままに寝取られる側になっている夫に共感する読み方では、寝取られエロとしての醍醐味を感じられますが、一方で善悪両方の側面を持つ鷹野の立ち位置もあって、彼が夫から“寝取る”という意欲は前単行本よりも印象が薄くなっています。
  心を乱しながらもタイプの異なるイケメン達に求められるという女性側の承認欲求をベースにした作劇という観点において、女性向けの色彩が強いとも感じる作品であり、女性の読者諸氏は男性である管理人とは異なる感想をお持ちになると思いますが、いずれにせよ、ここまでズルズルと話を続けたからには、終盤展開でのクライマックスを是非盛り上げて頂きたいところ。

【イケメン男子達の存在感が引き立ってきた印象】
  前単行本に引き続いて結婚を控えた美人婚約者・由梨さんの一人ヒロイン制であり、彼女のリアクションや心情の揺れ動きを軸として作品を形成していることも共通。
旦那への純粋な愛情は保ちながらも、元カレとのセックスの快楽や彼の素直な感情にも心を動かされて、背徳的な関係性に囚われてしまうという描き方は、寝取られエロ的にも不倫メロドラマ的にも王道的な魅力を持つものではありますが、特に主体的に解決を模索することもなく、旦那にしても元カレにしても、ヒロインの彼らに対する他人任せな印象が話の継続と共に高まってきたのは、読み口を劣化させる要因と個人的には感じます。
  これに反して、それぞれ方向性の異なるイケメンキャラな男性達の存在感と魅力は今回大きく高まっており、寝取られ旦那王道の優しく鈍感タイプと思いきや、ヒロインのハートを射止めるだけの誠実さと意外に頑張る時は頑張る姿を見せる旦那さん、典型的な悪いイケメンキャラの馬庭が、単発的とはいえそれぞれ善性と悪性としての存在感を見せることで、善悪の面においてその中間的な存在である鷹野の立ち位置が、特にヒロインの中において、際立っていくのは面白いところ。
TonightMyWifeStolenAtEstheSecond3  現在よりも髪の毛が短かった由梨さんと旦那の過去エピソードもそれ程昔の話ではないため、ボディデザインに変化はなく、ウェストの締まったすらりとスレンダーな肢体に、程好いボリューム感の美巨乳&桃尻&パイパン仕様の股間を組み合わせた女体は、端正な美しさのあるタイプで(←参照 和服緊縛プレイ中 長編第6話より)、肉感最重視なボディデザインとしては物足りなさがあっても、幅広い層に十分な官能性を感じさせます。
  前単行本に引き続き、元々フルカラーであったものをグレースケールに落とし込んでいるため、絵としての密度はありつつもそれが潰れた様な印象となっているのは、作家さんに何ら落ち度はないとはいえ、非常にもったいない点で評価に大きく影響。他社の一部の単行本である通り、価格を上げてでも、元のフルカラー絵の良さを生かした本にして欲しかったと感じます。

【抑え目のエロ演出で羞恥と背徳の快楽に染まる痴態を表現】
  元々エロシーンの割合が高いとは言い難い作風ではあったものの、相応な尺とフィニッシュシーンを有する抜きツールとして一定の満足感のあるエピソードがある一方で、おっぱいポロリと愛撫のみで挿入無し・抜き所無しといったエピソードもあり、これに加えて、いよいよこれから!という時に続きは次回→次回ではエロシーン中断といったケースなどもあって、抜きツールとしての満腹感には不足があります。
  悪いイケメンに言葉攻めをされながら全身の性感帯を嬲られてしまう被虐シチュエーション(ただし挿入は未遂)や、旦那さんとの過去エピソードにおけるラブラブHなども用意しつつ、これらのシチュエーションは、元カレに流されるままに背徳の快楽に溺れてしまうエロシーンとの対比を形成することで双方の味付けの明確化を為しています。
カーテンで隔てられただけで夫がすぐそばにいる状態でのセックスや、旦那とメッセージを交換している最中に元カレが迫ってくるシチュなど、寝取られエロ・不倫エロとしての背徳感やストーリー面と合わさってのスリリングな印象を高めたプレイやエロ展開の流れは、エロシチュを盛り上げる美点と感じます。
TonightMyWifeStolenAtEstheSecond4  男性の程よく筋肉質な肢体や表情に一定の存在感を持たせた描写を特徴としつつ、しなやかな肢体が抱え込まれ、優しくも強引なピストン運動や愛撫によって潤んだ瞳のエロティックな表情を浮かべて嬌声もを漏らし出す美人ヒロインの痴態描写には、しっとりとした色気感があって実用性の基盤を形成(←参照 長編第3話より)。
派手な乳揺れや露骨な結合部見せつけ構図、おっぱい&羞恥顔を同時に見せつける構図など、アタックの強いエロ演出をチョイスすることもありますが、むしろ、エロとしてのストレートなアタックを抑えて、肌の重なり合いやいわゆる恋人つなぎ、結合部を見せない状態での下半身の密着感などで男女の体の絡みを見せるスタイル。
  そもそも射精シーンが存在しないケースもありますし、フィニッシュでの演出的な盛り上げがむしろ弱く、エロ演出・展開としての緩急には総じて欠けること、不倫シチュということもあってか、外出しをチョイスすることが多いことが終盤の特徴となっています。

  長編としてじっくり続けることの作劇上のメリットや美点も感じさせつつ、ストーリー展開が漫然としてきたことや、エロシーンの満足感が低下したことなどは個人的には不満で、不満点が明確に先行することが、せっかくの美点の評価にも影響していると感じます。とはいえ、印象的な引きで次巻にちゃんとつなげていますし、ここまで読んだからには最後まで付き合いますので、何とかここから巻き返して欲しいとも思っています。

火浦R『見えないトコロで』

IAlmostCanSeeYou 樫木拓人先生の『ハクメイとミコチ』第7巻(エンターブレイン)を読みました。リキュールグラスを買うための節約生活、仕事を増やしつつ、食事の工夫でやりくりするのはこの二人らしいなぁと感じました。
騎鳥便の話は、鳥を迎えるための準備の設定がユニークで、よくこんなことを思いつくなぁと感心して読んでいました。

  さて本日は、火浦R先生の『見えないトコロで』(ワニマガジン社)の越年へたレビューです。前々単行本『DREAM HUNTER麗夢XX 蒼の機関騎士』(キルタイムコミュニケーション)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
ふわふわおっぱいな美少女さん達とのちょっと変わった恋模様&彼女達がエロ可愛く蕩ける和姦エロが楽しめる作品集となっています。

IAlmostCanSeeYou1  収録作は、触られただけで発情してしまう彼女さんを催眠術で治療することを幼馴染の女性に依頼したものの、性欲を抑制したために溜りすぎてしまう彼女さんを満足させるべく、今度は奥手な自分自身の性欲を開放させる催眠術を掛けて貰うことを依頼して・・・!?な連作「彼女スイッチ」「彼氏スイッチ」(←参照 連作前編「彼女スイッチ」より)、および読み切り形式の短編8作。
1話・作当りのページ数は16~20P(平均19P弱)と控えめながらコンビニ誌初出としては標準的な部類。短編集ということもあって、コンパクトにまとまった作劇と軽過ぎず重過ぎずな満足感のエロシーンとで、コンビニ誌初出らしい作品構築の安定感を示しています。

【少し捻ったシチュエーションの棚ボタ系ラブエロ模様】
  前単行本『ふるえろ』(ジーウォーク)から9年ぶりの単行本となる今作は、ちんまりキュートなロリータガールズとの性愛を描く作風から、ガラッとスタイルを変更してコンビニ誌初出らしい巨乳美少女さん達との棚ボタエロ模様を描く作品を揃えています。
 IAlmostCanSeeYou2 カップルの男女それぞれに性質の異なる催眠術を掛け、そのエロ模様に術者の女性も巻き込まれてレッツ3Pセックスとなる連作や、彼女が居るにも関わらず教え子でる上司の娘さんにグイグイ迫られて毎度なし崩しにセックスとなる短編「カテキョ~家庭強要~」(←参照 年下ガールに脅されちゃって 同短編より)、彼女が居るフリをしてもらうためにレンタル彼女のサービスを利用するもその女性からエッチなことに誘われる短編「いきなり彼女」などなど、棚ボタ的なエロへの雪崩れ込みであっても、設定や関係性に捻った要素がある作品が多いのは一つの特徴。
シナリオワークの尺として余裕がない分、それらの作劇要素としての捻りが、お話の面白さに必ずしもつながらずに、印象が散乱するケースもあるものの(連作等)、そういったちょっと変わった状況の中で、ヒロインそれぞれのユニークな言動が展開されることで、彼女達のキャラの魅力が高まっていくのは明確に美点と言えるでしょう。
  この話としての捻り方とそれ故の方向性の散乱もあって、ラブラブ模様の甘味などに集中しやすい作りではないですが、最終的な読み口は微笑ましさや前向きな印象があるタイプであって、性癖や性欲が素直に発揮されてそれが何らかのプラスな作用を登場人物達に与えている構図は、読書感を良好なものとしています。
短編「Looking forward to・・・」や「日本のせいでえっちなクリス」など、エロシチュとしてアモラルな要素を絡めるのは、この作家さんらしい点とも感じますが、それらの場合でも特殊性や背徳感を掘り下げるのではなく、ライトな読書感の範疇に収めて、エロの前後を柔和な印象でまとめる構築に徹していると総括できるでしょう。

【端正な印象の先行するスレンダー巨乳ボディな美少女ヒロイン】
  連作に登場する20代前半のダブルヒロインやファミレスの同僚である短編「片利な共生」のヒロインを例外としつつ、女子校生~女子大生クラスを主力としたヒロイン陣となっています。
清楚で可憐ながら実は露出趣味の変態ガール、ドスケベ生配信で人気のコスプレ大好き英国ガールなど、一種のギャップを魅力とするタイプのヒロインもいますし、エッチな事態に巻き込まれることで恥ずかしがりながらも蕩けちゃうタイプのヒロインもおり、いずれにしてもエッチの時には普段と異なる性質を示し、それを男性側が独占できるという構図が実用性を下支えしているのは、棚ボタエロとしても王道的な要素でしょう。
分かり易いキャラクター属性で固めたタイプのヒロインではないため、即効性のあるキャッチーさには欠ける印象があるものの、多彩なキャラデザインにはそれぞれ華やかさがあった上で、一風変わった状況の中で男性を翻弄したり、逆にされたりな中で彼女達のリアクションを引き出していく流れによって、彼女達のキャラクター性の魅力を高めているのは小さくない美点。
IAlmostCanSeeYou3  一部やや貧乳ロリボディ寄りの体型な女の子もいますが、すらっと等身高めのスレンダーボディに、程好いサイズ感の巨乳&桃尻を組み合わせたボディデザインで概ね統一されており(←参照 エロコスプレ英国美少女ヤッター! 短編「日本のせいでえっちなクリス」より)、乳尻太股に肉感を持たせつつ、その強さを前面に押し出すのではなくて整った女体の美しさを感じさせるスタイルになっています。
  萌えっぽい可愛らしさや適度なデフォルメ感のあった以前の絵柄から大きく変化した絵柄は、快楽天系列らしいお洒落感もある程度有しつつ、健康的な色気と二次元らしい華やかさが好ましくブレンドされた絵柄であり、幅広い層に受け入れられるタイプですし、表紙絵の印象と祖語無く、単行本を通して安定しているのも加点材料と感じます。

【アブノーマル要素を添加したエロシチュと程好いアタックの演出】
  重過ぎず軽過ぎず、コンビニ誌初出として標準的なボリュームを有するエロシーンは、シチュエーションの変化をシームレスにつなぎながら複数ラウンド制を投入したり、じっくりねっとりとフィニッシュまでタメをたっぷり設けた1回戦仕様であったりと展開に幅を持たせつつ、更なる快楽を求めてガツガツ進行していくエネルギー感は共通させています。
  催眠による欲望の解放とそれを見せつけられるシチュエーションや、痴漢プレイ、隠れながらの羞恥系セックスや、エッチなコスプレHの生配信、レンタル彼女さんのエッチな誘惑からの制服セックスなど、ある程度アブノーマル感を持たせたエロシチュでヒロインの羞恥心を誘ったり、逆に彼女達のエッチな素顔を曝け出させたりというのが作劇面も合わせたエロの趣向の特色となっています。
  挿入までじっくりじらしたり、美少女さんの蠱惑的な表情をしながらのお口ご奉仕があったりと前戯パートに一定の尺と射精シーンを投入するケースもありつつ、むしろここは短くまとめて抽挿パートの尺を取り、場面転換の場合も含めて膣内射精の複数回投入といったエロ展開を基本としています。
IAlmostCanSeeYou4しなやかなスレンダー巨乳ボディの存在感を十分に打ち出した上で、エロ演出としては量的にも質的にも抑え目で、ヒロインのエロ可愛さを保つ水準に収めている印象があります(←参照 ギャル騎乗位ヤッター! 短編「甘えていいよ」より)。その一方、やや硬直感もありながら、小~中コマをテンポよく重ねる画面構成で、ページ単位の情報量を増すことで、質的な満腹感を低下させない工夫も為されています。
  過度な方向に走らずに肢体の美しさを見せるエロ演出と安定した画面構成は幅広い層にとって魅力であると同時に、安定感がしっかりしている分、それが続き過ぎることでの演出・プレイ内容の緩急が足りていないのは勿体ないところで、特にフィニッシュシーンに向かっての演出的な盛り上がりに少し欠けると感じます。
中~大ゴマの中出しフィニッシュは、精液描写などは控えめでありつつ、紅潮して蕩けた表情を曝け出しアクメ感覚に肢体をびくびくと震わせながら、中出しを受け止める結合部をアピールする構図で相応にアタックの強さを打ち出して、抑制を効かせた印象は保ちつつ、〆として適度なカロリーを打ち出しています。

  作劇面でもエロ作画でもやや腰が定まっていない印象はあるのですが、それが必ずしもネガティブな要素ではなく、読み口の多彩さや訴求層を広く取る読み口やエロの濃度、全体的なバランスの取り方に貢献しているとも感じられ、難点もありつつ美点が上回っているとも感じます。
個人的には、金髪巨乳ブリテン美少女さんがエロコスプレ生配信のために夜這いを掛けてきて・・・!?な短編「日本のせいでエッチなクリス」が特にお気に入りでございます。

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