玉之けだま『僕は小さな淫魔のしもべ』

IAmASlaveOfSmallSuccubus オカヤド先生の『モンスター娘のいる日常』第15巻(徳間書店)を読みました。ラミア系種族オールキャストと銘打ち、ミーアさんとラミアの里へ里帰りというお話なのですが、いやー乱交モノでしたねぇ・・・(公称で延べ1778体のラミア種族が登場)。
相変わらず羨ましすぎるダーリン君ですが、褐色ギャル好きとしてメリュジーヌ族の誘惑に反応しないのは意味が分からんですな!!(憤怒

  さて本日は、玉之けだま先生の初単行本『僕は小さな淫魔のしもべ』(茜新社)のへたレビューです。先月に1冊目の単行本が出た「永遠草子」レーベルからの上梓となります。
ちっこいボディに尊大な態度&強者の余裕なサキュバスさんの性的ペットな日々を満喫できる1冊となっております。

IAmASlaveOfSmallSuccubus1  収録作は、意中の女性にフラれたショックで退職してしまい、自堕落な生活を送っていた主人公の男性の家に、エリートサキュバスの少女・ティファニーが突然押しかけてきて、彼女の魔力源としてのペットになるよう誘惑され、彼女や彼女のしもべであるクロエとのエッチ三昧なヒモ生活が始まるのだが・・・な長編「ちゅーちゅードレイン」全5話(←参照 高貴なる口リ淫魔さんの誘惑 同長編第1話「Charm in Charm」より)+フルカラー番外編+描き下ろし後日談(4P)。
フルカラー作品を含め、1話当りのページ数は20~34P(平均28P強)と標準を十分上回る数値で推移。話数の関係上、単行本としての厚みには欠けるものの、長編作としてある程度のストーリー性と、抜きツールとしての十分な満腹感を有した構成になっています。

【圧倒的な存在に従属することでの喜びをコミカルに】
  長命で人間よりも高位の存在の女の子に愛されるという、本レーベルらしい構図を有しており、対等なラブラブ感というよりもそういった存在に従属し、甘やかされるといった面が主軸となる棚ボタ的ラブエロストーリーになっています。
  失恋で自暴自棄になり、ちっちゃな女の子の姿である彼女達に(催淫の作用はあるとはいえ)興奮し、また当然ながらサキュバスとして他の男性とも性的な行為をしてきた事実に対して嫉妬したりと、主人公の男性の“駄目さ”を描出しつつも、高位の存在がそれすらも受容して性的な相手をとして可愛がってくれるという関係性も、従属・被支配の喜びを喚起しており、意外な事実に基づく金銭的な援助も含め、正しく“ヒモ生活”というに相応しい内容と言えます。
IAmASlaveOfSmallSuccubus2クロエの過去と主人であるティファニーへの感情、主人公の劣等感や人と異なる存在に籠絡されることの不安など、シリアスな要素も明確に有しつつそれらが性愛の中で解消される分、話としての重さは抑えており、また全体的には淫魔さん達に翻弄され続ける棚ボタ感と漫画チックな楽しさを基調としていると感じます(←参照 ゲームで負けた腹いせ?にエロエロゲームを挑んでくる淫魔主従だ!! 長編第4話「Charms Party」より)。
  従属の関係性そのものに信頼感や安心感が宿るタイプの話であるため、キュートガールとイチャイチャする恋愛ストーリーを期待するのは避けるべきではありますが、それ故にヒロイン達が主人公に対して常に優位な存在として表現されることで、彼女達のキャラクター性が一貫しているとも評し得ます。
 終盤では別の淫魔さんが登場して主人公にちょっかいをかけるという一騒動を経て、淫魔コンビとの関係性の強化・再確認が図られる構成となっていますが、この点を含めても長編ストーリーとしてのドラマ性はあまり無く、むしろヒモ生活としての日常の幸福感を持続させる作りに仕上げていると総括できるでしょう。

【ちっこい微乳ボディのキュート&尊大な人外ロリババア】
  最終話である種のお邪魔キャラとして登場するティファニーの上司・リリステラにもエロシーンがありつつ、メインとなるのはあくまでサキュバスのティファニー様とその僕で悪魔と淫魔のハーフであるクロエちゃんの二人
  口リババアキャラに何を求めるかは読者諸氏によって千差万別であって、本作の二人については“おばあちゃん”っぽい印象をお求めな諸氏にはやや不向きではあるのですが、幼い姿でありながら人間を圧倒する魔力を持ち、下等な存在である人間に対して尊大な態度を取る姿であって、容姿と中身のギャップであったり従属を許してくれる高位の存在としての描き方であったりはこのタイプのキャラ属性らしいところ
また、自分の過去へのコンプレックスと救い出しくれた主人への厚い忠義の心と一種同性愛めいた感情を有するクロエのティファニー様との百合的な側面や、人間世界を陰から支配する様な存在でありながら、とあるプロセスチーズが好物になったりテレビゲームに興じたりとエリートらしからぬ俗っぽい姿も示すようになるティファニー様の可愛らしさなどもキャラクター描写における魅力になっています。
IAmASlaveOfSmallSuccubus3  前述のリリステラさんはより大人っぽい雰囲気ですが、このキャラもおっぱいサイズ控えめの華奢ボディの持ち主であり、メインの二人は等身低めのちんまりボディに微~貧乳、一本筋の走るプ二股間にスベスベプニプニな小ぶり尻と幼さの印象が強いボディデザインであり、ここに悪魔の角やら淫紋やら淫魔の翼や尻尾やらと人外的な要素の体パーツが組み合わされます(←参照 口リボディに淫らな装束!!最高です!! 長編第3話「Lusty Charms」より)。
キュートフェイスやさわさわとした髪の毛、男性の体躯との対比で強調される小ささなど、女の子らしい可愛らしさを打ち出しつつ、言動やプレイは男性を圧倒するというギャップが明確な魅力で、キュートネスとセクシーさの両方が味わえるタイプ。
  小ゴマで描線の密度が抜けたりラフになったりすることはありつつ評価に影響する程ではなく、作画密度の高さもあってフルカラー絵の表紙絵との印象に一致した水準で単行本を通して安定しているのも安心材料となっています。

【攻め&受け双方の魅力が楽しめるシチュとエロ可愛い痴態】
  登場人物の心理描写にも一定の重点を置きつつ、十分に多いページ数もあって濡れ場の尺はたっぷりと用意されています。
  ヒロイン主導で搾り取られたり、射精を我慢させられたりな口リ淫魔さん達に屈服するような被虐的なシチュエーションも充実させつつ、性欲を高められた主人公がパワフルピストンでヒロインを蕩けさせる攻勢を示すことも多く、後者はヒロイン側の許容があってこそという面はありつつ、これをどちらも楽しめてお得と感じるか、どちらかのシチュに絞って欲しいと感じるかは読み手の嗜好次第
また、この両方の状態を入れ込む攻防の変化に加えて、色々なプレイを投入しようというサービスフルなエロ展開は、長所でもありつつ例えばピストン、フェラや手コキといった個々のプレイから射精に至るまでの描写の短さにもつながっており、射精シーンに至るまでのタメや個々の描写のボリューム感に欠けるのは抜きツールとして一定の減点材料ではあります。
  とは言え、“駄目”な存在でありながらも自分よりも優れた存在との性行為&痴態を独占できるという一種の優越感や幸福感を基調としているのは主導権がいずれにあるかに関わらず一定しており、適度な倒錯性の中でヒロインのエロ可愛い痴態を満喫できることは訴求層を広げる要因。
IAmASlaveOfSmallSuccubus4 丸みの強いフォントのキュートなハートマーク付き擬音&嬌声、ふにゃっと蕩けた表情付けに秘所が押し広げられる鏡面仕様の股間を見せ付ける構図と、キャラデザ・絵柄のキュートネスを存分に活かしたエロ演出と描写の手数の多さ、未成熟ボディをエロティックに魅せる背徳感といった点も魅力として引き立っています(←参照 夢の中で主従コンビに分からせだ!! 長編第3話「Lusty Charms」より)。
  前述した様に早漏展開になりがちながら、前戯パートでのフェラやWちっぱいズリ、ねっとり手コキなどのプレイの充実と白濁液をキュートフェイスにぶっかけるシーン、蕩けたヒロインの小さくキツキツな穴の最奥で白濁液を搾り取られるフィニッシュシーンとで抜き所の多い複数ラウンド制を形成しています。

  大変にキャラ立ちの良いヒロインコンビを備えており、それ故の作劇・エロ両面での魅力が明確であって、“キャラクター属性”とその多様な解釈を軸とするこのレーベルらしい単行本と総括できるでしょう。
ティファニー様、大変に眼福でございました。

千要よゆち『疼くカラダ、開発は玩具で』

DevelopArchingBodyWithEroticToys 南勝久先生の『ザ・ファブル』第18巻(講談社)を読みました。強さの気配すらプロ相手に気取らせないというのは流石と思いましたが、それに多少なりとも感付いていたっぽい様子のアザミも相当な使い手なのでは?と感じさせますよね。
二人の勝負に加えて怪人・山岡の深慮遠謀が何処まで及んでいるのかも気になるところです。

  さて本日は、千要よゆち先生の『疼くカラダ、開発は玩具で』(ティーアイネット)のへたレビューです。先生の前単行本『学園性処理活動』(同社刊)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
健康的肉感ボディのJKヒロイン達がエッチな活動に邁進&熱っぽく蕩ける作品集となっています。

DevelopArchingBodyWithEroticToys1  収録作は、実家のアダルトグッズ製作会社が経営難になりつつある主人公は若い女性向けのアダルトグッズを開発して事態を挽回しようと思い、自作のアダルトグッズのモニターをクラスの女子に依頼したり、購買に置かせてもらうために生徒会長に直訴したりと頑張り、ヒロイン達もその活動に協力することになるのだが・・・?な中編「開発はおもちゃで・・・」全3話(←参照 不真面目系女子に文房具型の玩具のモニターをお願いしたのだが・・・? 同中編第1話より)、“搾精”というセックスの競技が存在する世界でとある学園にある搾精部の面々の活躍を描く「ようこそ搾精部」シリーズ2話。
なお、「ようこそ搾精部」シリーズについては、前単行本に収録の同名中編の過去編およびスピンオフであり、詳細については過去作を読んだ方がより良く理解できるでしょう。
  収録本数こそ少ないものの、1話当りのページ数は38~46P(平均42P強)と個々のエピソードのボリュームはかなり大きく、ストーリーの存在感が強くないこともあって、抜きツールとしての満腹感が明瞭な構築となっています。

【エロ直結の設定の楽しさと素直な性欲の発揮の健康的な印象】
  前単行本から続く「ようこそ搾精部」シリーズにしても、今回の中編「開発はおもちゃで・・・」にしても、明るくポジティブなエロコメ系であり、コミカルな楽しさはありつつも、素直に性欲が発揮されるのびのびとした雰囲気が魅力となるタイプ。
 中編タイトルの“開発”は、ヒロインの心身がアダルトグッズで淫らに“開発”されてしまうという展開と関連しつつ、主人公側にヒロインを快楽で支配しようといった意欲は無く、彼なりに真面目にアダルトグッズの“開発”に邁進していく様子を示しており、男女双方にとってWin-Winな関係性が構築されています。
DevelopArchingBodyWithEroticToys2家のために一生懸命な主人公が、エログッズのモニターや開発協力といったなかなか無理なお願いをどう引き受けて貰って、それがどんな結果をもたらすかといった点や、彼の技術力に目を付けたライバル会社の令嬢であり彼女自身もアダルトグッズ開発者である女の子が直接対決にやってくる展開など(←参照 エンジニアのプライドにかけてエロバトルが勃発だ! 中編「開発はおもちゃで・・・」第3話より)、漫画チックでコミカルな楽しさがあるのも作劇としての魅力の一つ。
  上述のライバル会社の娘さんがエロバトルの末に主人公に惚れこんで~という流れで多少の恋愛要素はあるものの、ストーリー面における恋愛モノとしての色彩は強くなく、また中編全体としてもヒロイン同士の関係性がほぼ無いなど、オムニバス形式に寄った構成となっています。
前中編のスピンオフ的な位置づけで個々の話が独立している「ようこそ搾精部」シリーズも同様に話としての存在感は強くなく、分かり易くエロに直結する設定を活かした作品構築であることも共通。
  ストーリー性の弱さは多少好みを分ける点かもしれませんが、ドラマ性を追求しない代わりに登場人物達の性的好奇心や性欲、はたまたその努力といった情動が素直に描出されている点が無理なく目立っており、健全でなくとも健康的な印象や親しみ易さを生み出していると総括したいところ。

【健康的な肉感の黒髪巨乳JKヒロインズ】
  いずれのヒロインの女子校生美少女さんであり、「ようこそ搾精部」シリーズに登場する男性教師を除き、主人公の男性キャラも同年代。
  中編作では不真面目系強気ガール、真面目で誠実な人柄の生徒会長、プライドが高くツンデレ気質なライバルガールとそれぞれ分かり易いキャラ性を持つヒロインが個々に登場して1 on 1のエッチが繰り広げられ、「ようこそ搾精部」シリーズでは搾精部トリオのうち、“過去編”では奥ノ院さんと朽仲さんのダブルヒロイン制、“アダルトショップ編”では谷真ちゃんの一人ヒロイン制となっています。
あくまでアダルトグッズの開発に真面目に努力しており、個々のヒロインに対して強い情動を示さない中編作の主人公は、恋愛ストーリー的なドラマ性を構築するには不向きなタイプの主人公ですが、善良な基質である分、ヒロインのキャラクター性を引き出してくる点も含めて、適度に好感が維持されるタイプのキャラと言えます。
DevelopArchingBodyWithEroticToys3  小さ目ボディに貧乳なライバルお嬢様を例外としつつ、バスト&ヒップに十二分な肉感があるボディデザインが揃っており(←参照 優等生メガネ美少女会長のむっちりヒップが迫る!! 中編「開発はおもちゃで・・・」第2話より)、それらのエロさをストレートにアピールしつつも過度にすることはなく、貧乳ガールも含めて肢体全体に健康的な肉感がある上での女体のバランスが保たれていると感じます。
この女体描写と清楚感のあるセーラー服や艶やかな黒髪の組み合わせも、若人らしい健康的な官能性を形成しており、十分な作画密度を保ちつつ青年誌で読んだとしてもさほど違和感のない、さっぱりとした印象の親しみ易い絵柄で描かれることで、キャラデザインの良さを伸長させているのがこの作家さんの明確な強みと言えるでしょう。

【オモチャプレイの充実&熱っぽい痴態描写が生む適度なギャップ】
  エロシーンに至るまでのコミカルな展開であったり、中核となるセックス描写の前段階にあるエッチな状況であったりをある程度丁寧に描き出す導入パートでありつつ、そもそものページ数が多いこともあってメインのエロシーンには十二分な尺が用意されています。
  作劇同様にラブラブ感は弱いケースが多いものの、ヒロイン側が素直な性欲を発揮したり、引き出されたりな状態での和姦エロで統一。また、中編作では文房具型ローターやらオナホのデータ採取用のグローブ型スキャナー、高性能バイブ、「ようこそ搾精部」シリーズの“アダルトショップ編”ではパイズリ連動型ローターに電マなど性玩具の投入頻度が高いことが今回の特色となっています。
中編作では、セックス描写自体にエログッズが絡むことはあまり無いものの、授業中にローターを使用してしまってのドキドキ羞恥プレイやオナホの模りのためのスキャナーでの秘所をたっぷり接触スキャンニング、エンジニアの誇りを掛けたオナホ手コキ快感VSバイブオナニー快感と、前戯パートにおいてヒロインが性玩具でたっぷりと快感を覚える様子を描き出します。
DevelopArchingBodyWithEroticToys4  前戯パートですっかり発情してしまったヒロインに導かれて突入する抽挿パートでは、熱っぽい表情付けを浮かべながら男性の劣情を刺激する誘惑エロ台詞&実況台詞を奏でるヒロインの痴態を投入しており、演出として過激さは追求しない一方で、絵柄・キャラデザの清楚感が官能的なものに変換されるギャップが実用性の明確な基盤となっています(←参照 熱っぽく誘惑してくる台詞回し 「ようこそ搾精部」シリーズ“過去編”より)。
また、ヒロインの豊満ボディの存在感、男性キャラの表情の描写を量的に抑制しながら適度に密着感のある構図、汁だくな秘所を強調するストレートな結合部見せつけ構図など、演出強度に依存することなく、女体そのもののエロスをたっぷりと提供してくる画面構成も○。
  ねっとりフェラや豊満パイズリからの射精に、手マンやオナニーでのヒロインのアクメなどを前半の抜き所としつつ、十分なタメから突入していくフィニッシュは蕩けた表情に描き文字のハートマーク付きエロ台詞を曝け出すヒロインのアクメ描写と結合部から溢れ出てくる中出し精液の描写を1Pフルで投入して順当な流れの中で〆ています。

  話としてもエロ描写としても、健康的な印象とそれ故に明瞭さを増すエロさの組み合わせが変わらぬ美点であり、この点は読み手を選ばない魅力となっています。
中編「開発はおもちゃで・・・」のヒロイン達は皆魅力的なので、本作も是非スピンオフなり続編なりを読んでみたいところ。

夏桜『花びら乙女』

MaidenLikeFlowerPetals TVアニメ『さらざんまい』第9話「つながりたいけど、伝わらない」を観ました。生き残るために切り捨て続けて、それでも最後に残ったものが大切で、悠にもそれが伝わればせめての救いと感じる回でした。三途の川や走馬灯を思わせる演出も胸を打つものがありました・・・。
あと、玲央の真武に対する複雑な感情も、これがまたBL的な意味でもグッと来るんですよねぇ・・・。

  さて本日は、夏桜先生の『花びら乙女』(ワニマガジン社)の遅延へたレビューです。初単行本は未読なのですが、これが2冊目となる作家さんですね。
華やかな絵柄で描かれる多彩な美少女ヒロイン達との棚ボタラブコメ&程好いハードさの和姦エロがたっぷり楽しめる作品集となっています。

MaidenLikeFlowerPetals1  収録作は、笑顔の愛らしいヒロインと交際を始めるも、彼女は非常に嫉妬深くまた支配欲の強いヤンデレドS系ガールであり、そんなヒロインに圧倒され続ける主人公と、彼らの姿を観て影響されるも姉とは正反対にドM気質であった妹さんそれぞれのエロ模様を描く連作「嫉妬デレ」「どえむデレ」(←参照 妹に優しくしたことに強烈な嫉妬を覚えたヒロインが・・・ 同連作正編「嫉妬デレ」より)、および読み切り形式の短編8作+各作品のカップル達の後日談な描き下ろし掌編(4P)。
描き下ろし作品を除き、1話・作当りのページ数は16~22P(平均17P強)と控えめながらコンビニ誌初出としては標準的な部類。ストーリーとしての読み応えはほぼありませんが、その分棚ボタ的な幸福感やエロの存在感を十全に味わえるタイプの作品が揃っています。

【分かり易くエロに直結させるシナリオワーク】
   ラブストーリーとしての甘味や展開の面白みには作品によって幅がありつつ、棚ボタ的な幸福感を伴うラブ&エロ模様を描いていることは各作品に共通しています。
キッカケとしてはヒロイン側にあって、それが男性キャラクターの積極性を引き出すケースを含め、ヒロイン側の主導性や性愛へのモチベーションが明瞭な展開が多く、それらを受容することでラブ&エロ的にウハウハな状況を味わえるという受動的な幸福感が主軸となる作劇が揃っていると言えるでしょう。
MaidenLikeFlowerPetals2  ヒロインが好きな相手のために偶然のきっかけでバニーコスプレをしてみせたり、敢えて寝たふりをして男性が手を出す様に仕向けたり、自分が官能小説のモデルになっていたのを知った上でそのようなプレイを要求したりと(←参照 自分がモデルになった小説のエロ台詞を朗読しながら誘惑だ! 短編「妄想バレバレ」より)、展開としての強引さを含みながら、ヒロインのキャラ設定に合せた上で漫画チックなご都合主義で楽しく読ませるスタイルにまとめています。
  連作を筆頭として、アブノーマルな要素が特にエロシーンに絡むことはありつつ、いずれの作品も男女の信頼や恋愛関係の延長線上であったり、それを誘い出すための仕掛けであったりとして描かれており、基本的にはあくまでストレスフリーに登場人物達のエロ模様を楽しめる仕様としていると感じます。
  後述する様にヒロインの多彩なキャラ造形が魅力であり、エロシーンを中心としてそれぞれの属性や設定の魅力を活かした作品作りが為されている一方で、相応に多彩さのあるシナリオワークに存在感が無く、話としても平板さが目立つ印象もあるため、ストーリーとしての存在感に期待するのは避けるべきと評し得るでしょう。

【様々な設定&衣装が魅力のスレンダー巨乳美少女】
  20歳前後~20代前半クラスの働くお姉さんキャラも数名登場しつつ、ヒロイン陣の主力を占めるのはJK美少女さん達。
  エッチに関しても優しくて真面目な幼馴染の生徒会長さん、料理上手な大和撫子の古民家カフェの女給さん、幼馴染の看護師さんや黒ギャルさん、嫉妬深くヤンデレ気質でドSな彼女さんにドMであることが判明するその妹さん、おしっこをしているのを事故で見られた結果謎の要求を主人公にしてくる巫女さんなどなど、多彩な設定のヒロインが揃っているのは明確な特色であり、楽しさ。
MaidenLikeFlowerPetals3看護師姿や巫女装束、古民家カフェの和風モダンな服装、(狭義の)制服など、設定に合せた衣装に加えて、催し物のために用意されていたバニー服のコスプレをしてくれるJKヒロインなど(←参照 このお尻のラインがとってもエロいのです 短編「さかってバニー」より)、多彩な衣装が用意されており、エロシーンも着衣セックスがほとんどを占めています。
  設定の多彩さもあってヒロインのキャラデザインも多彩ですが、肢体造形に関してはいわゆるスレンダー巨乳タイプで概ね統一されており、十分な肉感のあるバスト&ヒップ&太股に締まったウェストとすらりとした美脚を組み合わせるタイプ
女体のバランスに美しさも感じさせますし、サイズ控えめの乳輪&乳首、液汁感の豊潤さで淫猥さを打ち出しつつも描写自体はあっさり寄りの粘膜表現など、体パーツの描写に関してもエロさを強く打ち出すことなく、綺麗な印象を保ったまま適度なエロさを打ち出すタイプと感じます。
  キャッチーで華やかさのある絵柄に十分な修飾性を重ねて密度を出す、現在のエロ漫画ジャンルにおける売れ線ど真ん中な絵柄であり、モノクロ絵でもフルカラー絵に負けない情報量があることもあって、表紙絵と完全互換で安定しているのは明確な訴求要素と言えるでしょう。

【演出強度を高めていきハードな痴態描写に至る多彩な和姦エロ】
  ページ数の都合上、それ程ボリューム感が強い訳ではないものの、コンビニ誌初出として十分な尺を有する濡れ場であり、また演出の高密さもあって質的な満腹感を相応に強く形成するスタイル。
  おねショタ風味、エロマッサージ、嫉妬深い彼女さんによる顔面股間挟み&ちんぐり返しの逆ピストンなM向けシチュ、モデルにした本人による官能小説リプレイ等々、多彩で程好くアブノーマル感を含むエロシチュが用意されているのは、読み口の多彩さに大きく貢献。
終始ヒロイン側がリードを握るケースもありつつ、誘導まではヒロイン主導で特にエロシーンでは男性側がガンガンと攻め手に回ってヒロインを蕩けさせるという展開が多く、和姦エロとしてまとめつつも雰囲気としてはハードコア寄りという印象があります。
MaidenLikeFlowerPetals4  この展開において、特にエロシーン終盤では、アヘ顔的なものも含めて強烈な快感に乱れまくり、涙や涎でぐしゃぐしゃになった表情付け、淫語搭載の半狂乱な台詞回しに、結合部からあふれ出す愛液を含めて豊潤な液体描写に、ガクガクと震える肢体といったアタックの強い演出を高い密度で加えて快楽でヒロインを圧倒している様相を強調(←参照 黒ギャルさんが童貞ちんこに敗北アクメだ!! 短編「ぷりぷりナマ指南!」より)。
その一方で、これら強烈な痴態描写は連発するのは終盤近くに限定して、序盤では演出の強度はある程度抑えてヒロインの美しさ・可愛らしさを維持することで、ラブエロ系の幸福感も喚起しており、次第に演出強度を上げていくことで性的興奮が高まっていく流れとフィニッシュシーンでの実用性を押し上げる構成にしていると言えるでしょう。
  前戯パートでお口にたっぷり発射な描写と抽挿パートからの中出しフィニッシュを基本的な展開として有しており、ハードに乱れてアクメを繰り返す大ゴマでのヒロインの痴態描写も含めて抜き所は豊富であって、汁だく状態&ハードなアクメ痴態のヒロインにたっぷり中出しの大ゴマフィニッシュも大変にハイカロリーな仕上がりになっています。

  印象としての多彩さはありつつ、個々に印象が強く残らないと感じるところはあるのですが、とは言え軽めの読書感と質的な満腹感のあるエロ描写の組み合わせは王道的な魅力と言えるでしょう。
個人的には、エッチで小悪魔系の黒ギャルさんの誘惑&中盤以降の逆転展開で完全勝利な短編「ぷりぷりナマ指南!」に愚息が大変お世話になりました。
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