ぼっしぃ『水泳部のサキュバス達』

PrettySwimsuitSuccubuses 紙魚丸先生の『惰性67パーセント』第6巻(集英社)を読みました。かつてこんなにしょーもない(誉めてます)裸エプロンからの乳首ポロリがあったでしょうか・・・?西田君、つきあっても自然な気はしますが、いくら巨乳でもねぇ・・・。
新キャラの五木さん、なかなかぶっ飛んだ言動の人物ですが、ミモレットの感想は分かる気がします(ウェット・青カビ好きなので

 さて本日は、ぼっしぃ先生の『水泳部のサキュバス達』(ワニマガジン社)の越年へたレビューです。当ブログでは久しぶりにレビューの俎上に載せますが、『Radical GoGo Baby!』(同社刊)のへたレビュー等、過去作のレビューもよろしければ併せてご参照下さい。
柔らかボディの美少女&美女のしなやかボディとそれを包む密着着衣の質感&濡れて蕩けるセックス描写を総天然色で楽しめる1冊となっています。

PrettySwimsuitSuccubuses1 収録作は、強豪の女子水泳部の秘密は有力選手が男子部員を(性的な意味で)食うことで精液によるパワーアップを図ることで!?な中編「水泳部のサキュバス達」全3話(←参照 エッチな特別メニューだ! 同中編第1話より)、楽しい夏を前に入院してしまった彼氏君に彼女さんが浴衣姿で夜に訪れて病室でエッチをエンジョイな連作「アフターサマーあふたー」「ぱんつ♥らいん」正続編、入居人のエッチな相談に乗ってあげる管理人の男性の奮闘劇なシリーズ2作、および読み切り形式の短編・掌編10作+フルカラーイラスト計7P。
連作正編「アフターサマーあふたー」を除いていずれもフルカラー作品ということもあって、1話・作当りのページ数は2~16P(平均7P弱)と基本的に少量。エロ・シナリオ共に小粒ではありますが、そこはフルカラーの魅力で一定補っています。

【漫画チックな楽しさをライトに提供する設定】
 上述した様にストーリー性を構築するにはページ数が足りていませんが、作劇の方向性としてはライトな読み口のラブコメ・エロコメ系が主力。
PrettySwimsuitSuccubuses2 入居人のエッチなケアもお仕事なアパート管理人さんであったり、積極的な英語教師さんに押し倒されたり(←参照 いきなりパイズリ! 掌編「Super English teacher X」より)、カップルさんのラブラブHであったりと、サクサクとエロシーンの突入できる仕様で冒頭からエロシーンを提供しています。
 二組のカップルによるスワッピング(短編「サマーとりかえっこ」)や、教え子二人に押し切られてしまう年上女教師さんなど(短編「まりあ先生は教育熱心」)、シチュエーションとしてインモラルさや欲望のダークさを織り込むこともありますが、話自体が軽めなことに加えて話のオチもポジティブなので、他のラブコメ・エロコメ系との差異をあまり感じさせません。
 また、エッチで男子のエナジー?を吸い取る競泳美少女さん達と男子達の反乱?を描く中編シリーズや、失楽園のモチーフを取りつつおねショタ&とある物の嘘起源が描かれる短編「楽園のわるい子たち」、頭の中での天使と悪魔の戦いという漫画的葛藤表現をセックスバトルに仕上げた掌編「なやませ♥Devil」等々、漫画チックに楽しい展開や設定があるのは嬉しいところ。
 読み応えはほとんど無いですが、キャラや設定のワンアイディアの面白みが光るのは短い作品の構成として美点であって、単行本として賑やかな読み口を提供しています。

【柔らか巨乳ボディとそれに張り付く衣装の官能的な質感】
 年齢不詳のファンタジーキャラも登場しますが、年齢層としてはハイティーン~20代半ば程度を主とする美少女&美女であり、人妻や競泳選手、女教師さんに外国人さん、グラビアアイドルに浴衣姿の似合う黒髪美人の彼女さん等々、設定も多彩。
 キャラクター性を掘り下げる余裕が無い分、ツンデレ系やエッチなお姉さん、肉食系ガールに気弱美人、優しい彼女さん等、分かりやすい属性を織り込むのを基本としていますが、同時にテンプレ的なキャラ属性でガチガチに固めるというよりかは、設定の面白さを主軸にしてそれに合わせたキャラメイクという印象があります。
 貧~並乳クラスの女性キャラクターも複数名登場しつつ、程好いボリューム感の巨乳をお持ちなヒロインがメイン。バスト&ヒップの量感を十分打ち出しつつもそれらのアピールが強過ぎることなく、整ったプロポーションの魅力で幅広い層に訴求するスタイルと感じます。
PrettySwimsuitSuccubuses3この女体の柔肌の質感が魅力であることに加え、競泳水着を含めた水着や濡れたTシャツといった濡れて肌に張り付く着衣の質感もこの作家さんの特色であり(←参照 日焼け尻&濡れ水着! 掌編「黒の誘惑」より)、柔肌とピッチリ衣装の中に入り込む密着感や濡れ透けのエロティックな表現などでも魅せています。
 これまで収録に漏れていた作品を集めたという要素もある1冊であるため、初出時期には最大で7年もの開きがあり、キャラデザインや画面の密度に多少の変動があるのは確か。とは言え、華やかさと親しみ易さを両立する絵柄はキャリア初期から完成しているので、それ程違和感を覚えることはありませんし、フルカラー作品ということもあって表紙絵との印象の祖語もほとんどありません。

【程好いアタックの演出&柔肌と粘膜の官能性】
 上述した様にページ数の関係上、エロシーンの尺は短いものがほとんどであって、フルカラーによる質感の良さで質的な満腹感を高めつつ、抜きツールとしての物足りなさがあるのは確か。
 スワッピングや強引さのあるエッチ、ヒロインによる捕食エッチと彼女達への逆襲お仕置きセックスなど一定のインモラル感のあるエロシチュも含めて基本的には和姦エロであり、ラブラブHやおねショタHも用意。
短いエロシーンであるため、構成の特徴を論じるのは難しい面もありますが、柔らかボディ&着衣の感触を満喫したり、フェラやパイズリなどのご奉仕プレイで射精に導かれたりな前戯パートに一定の尺を設ける反面抽挿パートがかなり短いケースもあれば、短尺の中でピストン描写を優先するケースも存在しています。
PrettySwimsuitSuccubuses4 フルカラー絵そのものが持つ情報量の高さやエロティックさがあるため、エロ演出は量的に抑制して絵の邪魔をしないスタイルであり、蕩けきった表情に快感と興奮を物語る台詞、粘膜のエロティックな表現で魅せる結合部見せつけ構図、ぶっかけ精液や汗などの程好い分量の液汁表現といった描写・構図で程好いアタックを形成(←参照 シリーズ第1話「103の秋月さん」より)。
中出しの場合でも溢れ出す精液や追加のぶっかけ描写を加えると共に、比較的外出しフィニッシュが多く、柔肌に精液が飛び散ったり伝ったりの官能的な表現を重視するスタイル。いずれにせよ、大ゴマ~2P見開きでのアクメ痴態で〆ており、演出的な盛り上げはそこまでに引き続いて適度なアタックにまとめています。

 フルカラー作品の長所と短所をそれぞれ有していますが、シナリオとしてもエロとしても長所が長所として光っているのは確かでしょう。
個人的には、巨乳日焼け肌の先輩さんのラブエロアタックを受けるウハウハ展開の掌編「黒の誘惑」が一等お気に入りでございます。

十はやみ『待宵の黒曜石』

ObsidianWaitingForSomeone よしながふみ先生の『きのう何食べた?』第16巻(講談社)を読みました。山田さん夫妻の食事作りのエピソード、“全てがくたびれてめんどくさくなったのね・・・”とその後のキリッとした“すぐごはんにするわね!”が泣けて笑えたのですが、世のお父さんお母さんは本当大変なんだろうなとしみじみ感じましたね。ドライフルーツ入りフローズンヨーグルト美味しそうです。

 さて本日は、十はやみ先生の『待宵の黒曜石』(エンジェル出版)のへたレビューです。先生の前単行本『濡れたまなざし』(同社刊)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
グラマラス豊満ボディの年増美人(+α)さんの包容力とエロさに包まれるほんのり倒錯ラブが詰まった作品集となっています。

ObsidianWaitingForSomeone1 収録作は、父親が会社を倒産させて中東へとんずらをこき、お金持ちから一転おんぼろアパートで父の後妻であるマリカさんと同居することになり・・・?な連作「ふたりぐらし」前後編、スナック“Obsidian”を切り盛りする優しい美人マスター・律さんは実は怪しげな男性と付き合っているうえに若い男性に色々と手を出しちゃう肉食系で!?なタイトル中編「待宵の黒曜石」全5話(←参照 律さんに出入りの酒屋の青年が迫られて・・・? 同中編第1話より)、美人で優しい大家さんに惚れている主人公は終に彼女とエッチすることになるもそれは実は大家さんの従姉妹で、しかも大家さん本人はなんと男性で!?な中編「彼女の事情」全3話+描き下ろしラブラブ後日談(11P)。
書き下ろし作品を除き、1話当りのページ数は18~20P(平均18P強)と控えめな部類。続きモノとして一定のストーリー性はありますが、穏やかで軽めの読み口と質・量共に程好いボリューム感のあるエロシーンとで構築されています。

【アモラルな要素も含みつつポジティブで平和なエロ模様】
 暗い色の背景を持つ表紙絵であるため、ダーク&インモラルな雰囲気を醸し出していますが、後述するようにインモラルな要素は含みつつ話としては陽性なものが多く、読み口としての暗さ・重さは感じさせません。
 打ち解けていなかった義母さんと二人だけの貧乏暮らしをする中で彼女の優しさに包まれて素直になれる連作「ふたりぐらし」、美人大家さんが実は男性(シーメール)であることを知るも従姉妹さんの助力もあって晴れてラブラブに~な中編「彼女の事情」などはそれぞれ近親セックスや同性愛を主題としつつ、平穏な恋愛関係へと収束していく流れになっています。
ObsidianWaitingForSomeone2おっとりしているようで実は淫猥な本性も持つスナックのママさんが店の出入り業者やお客さんといった色々な若者と関係を持つ中編作は、ヒロインの淫蕩さに妖しい魅力を持たせつつ、彼女の側の充足と共に性愛を通じて癒されたり欲望を叶えたりな男性側にもポジティブなものがもたらされており(←参照 仕事の失敗で落ち込んでいた男性を癒してあげて 中編第2話より)、律さんの奔放さが保たれるラストも含めて平和な読後感にまとめています。
 メインの竿役?である椿さんとの関係を軸に、それぞれの男性とのエロ模様で味付けを変えるタイトル中編、クール&無表情だけど実は母性的で献身的な所が明らかになるママさんが登場する連作、好きな相手が男性で、その従姉妹の女性と三角関係&3Pセックスな中編「彼女の事情」と、それぞれキャラクターや展開にちょっとした捻りや意外性があって、ストーリー性そのものには強い特色や個性こそ無いものの、退屈させないシナリオワークと感じます。
また、全般的に年上ヒロインの包容力や積極性で展開が主導されており、甘えさせてくれる存在としてのキャラ立ちが目立つことも男性にとっての幸福感につながっており、読み口の穏やかさに寄与しています。

【精神的にも肉体的にも包容力のある豊満年増美人】
 見た目はふんわりとした美人さんでありつつ股間にはご立派な男性自身をお持ちのアカネさんはれっきとした男性ですが、彼も含めて30歳前後~半ば程度であろうと年上美人ヒロインが勢揃い。
 無表情クール系だけどとっても優しい褐色肌義母さん、穏やかな雰囲気と淫蕩な素顔を併せ持つエロエロ年増美人さん、快活でエッチに積極的なフジさん&温和でちょっとヤキモチ焼きタイプなアカネさんコンビと、それぞれキャラ立ちの良いヒロインであって、また前述した様に年上としての包容力や大人の余裕的な要素が印象的なタイプが主と感じます。
性的に奔放な律さんに対してお仕置きプレイをする危うさが魅力のイケメン男性・椿さんや、キュートな言動をしつつ中身はSっ気の強い女装少年・ねねちゃんなど、女性に対して主導権を握るタイプの男性キャラも居ますが、純朴な青年であったり継母に素直になれない息子君であったり、仕事の失敗で落ち込む若人であったりとヒロインに甘えたり受容されたりする立場のキャラクターが多くなっています。
ObsidianWaitingForSomeone3 精神的に包容力があることに加え、柔肉たっぷりで男性よりも身長の高いグラマラスボディにも年下男性の体を包み込む包容力があって、もっちり弾力の巨乳&巨尻だけでなく、肢体全体に肉感の強さがあるタイプ(←参照 迫力ヒップ! 中編「彼女の事情」第2話より)。
バスト&ヒップの量感に加え、艶っぽい唇やもじゃっとした陰毛描写などの体パーツ描写にも煽情性がありますが、適度なデフォルメ感もあって過度な淫猥さは抑えていて、女体の柔らかい印象を阻害しないバランスにまとめている印象があります。
 アダルト美人の色香を描き出す絵柄は、表情描写を中心に艶っぽさを十分に含んでいますが、アニメ/エロゲー絵柄的なキャッチーさや適度なデフォルメ感による親しみ易さもあって、艶っぽさの中に大人の可愛らしさも含んだキャラデザにつながっているとも感じます。

【豊満ボディの強い存在感と艶っぽい痴態描写】
 ページ数の関係上、長尺の濡れ場を期待するのは避けるべきではあり、また各作品の第1話では導入パートを比較的丁寧に描くこともあってエロシーンの量的充実度にも多少の変動はありますが、ライト系の抜きツールとしては十分なボリューム感となっています。
 義母さんとの近親セックス、年上美人に甘えるセックス、はたまたSっ気のある女装少年に攻められちゃうシチュエーションやお仕置きセックス、はたまたシーメールさんとその従姉妹さんとの3Pセックスなどなど、各ヒロインのキャラ属性と合った様々なエロシチュの味付けをした和姦エロを揃えています。
 年増ヒロインらしいテクニックで男性を気持ち良くしてくれるねっとりフェラや手コキなどのサービスプレイは射精をお預けで導入パートへとつなげることも多く、またヒロインの豊満バストやアダルト秘所を舐めたり揉んだりの愛撫描写や舌を絡めるねっとりキスも含め、短めから適度に長めまで幅がある前戯パートの尺の中で興奮の盛り上がりを打ち出していきます。
ObsidianWaitingForSomeone4 抽挿パートに移行後は、ピストン運動を受け止める女体(一名は男体)の豊満な存在感を更に強く打ち出した画面を連続しており、その肉感に抱擁される幸福感であったり、或いは激しく攻め立てることでの征服感であったりと形成。乱れた嬌声や蕩けた表情付けなど、相応のアタックがある演出を用いますが、演出の密度としてはむしろ抑制を効かせているとも言えるでしょう(←参照 連作「ふたりぐらし」後編より)。
 男性であるアカネさんとのセックスは必然アナルセックスとなりますが、その練習ということで従姉妹のフジさんともアナルセックスをしますし、Sっ気女装男性に律さんがアナルを攻められちゃうエピソードもあるなど、後ろの穴の使用頻度が比較的高めなのは特色。
 ぬめった水音を立てるピストン運動は、結合部アップや断面図で挿入感を強調しつつ適度なタメを形成しており、蕩けきった表情で甘いボイスで絶叫するアダルト美人のアクメ痴態と結合部から溢れる中出し精液を大ゴマ~1Pフルで提供して〆としています。

 アダルト美人のボディ&マインドの包容力に甘えて気持ち良くして貰えるシチュを軸に彼女達が艶っぽく蕩ける様子を満喫できる作品集となっています。
個人的には、クール&無表情だけど中身はとっても母性的な褐色巨乳ママンとイチャラブ模様な連作「ふたりぐらし」が一等お気に入りでございます。

西川康『妹の膣内はいいものだ』

Sis'sVaginaFeelsGreat 樫木拓人先生の『ハクメイとミコチ』第8巻(エンターブレイン)を読みました。コンシュさんに憧れるコクワちゃん(コクワガタ)が素直で可愛かったですね。彼女の歌がどんなもんか聞いてみたかったと思わせる終わり方でした。
使えればいいと言うシナト姐さんに美しい紅珊瑚の羅宇をプレゼントするエピソード、姐さんの反応も含めてえがったです。

 さて本日は、西川康先生の『妹の膣内はいいものだ』(スコラマガジン)の越年へたレビューです。先生の前々単行本『妹でごめんね❤』(コアマガジン)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
ちょっぴり素直になれない系ガールの妹&委員長ヒロインとのラブ模様&彼女達がハードに乱れまくりなエロ模様が詰まった作品集となっています。

Sis'sVaginaFeelsGreat1 収録作は、友人の女の子に出来た彼女は自分の兄であり、二人の初セックスを自宅の隣室で聞きながら兄への想いでオナニーをしちゃうヒロインは終に隣の部屋に押しかけて・・・!?な連作「妹の膣内 彼女の膣内」前後編(←参照 壁を挟んで同時絶頂! 同連作前編より)、兄に自分だけを見てほしいツンツン系妹さんが兄の好意を知って・・・?な連作「妹はお見通し♥」「兄も(ちょっぴり)お見通し」、クール&厳格な委員長の微笑ましい素顔を知った主人公は彼女に告白して交際することになったのだが・・・?な連作「放課後の委員長」「お昼の委員長」、および読み切り形式の短編5作+短編「お兄ちゃんナデナデして♥」「妹の味」の描き下ろし後日談(それぞれ4P、2P)。
描き下ろし作品を除き、1話・作当りのページ数は8~24P(平均19P弱)とやや控えめな部類。ストーリー面での存在感は薄いものの、アタックの強いエロシーンの満腹感は十分に図られた構築となっています。

【ラブエロ系としての甘味もありつつスムーズにエロへ突入】
 いずれの作品もラブエロ系であって、サクサクとセックスへと進んでいく分かりやすい展開と適度な甘味のある雰囲気が身上。
 兄に対して素直になれない感情を有していたり、真面目であることへの責任であったりで、率直な恋愛感情や性欲を発揮できなかったヒロインがそれらを解放する高揚感や相手に対して一歩を踏み込むドキドキ感などが各作品に共通する特徴と言えるでしょう。
Sis'sVaginaFeelsGreat2ヒロイン側が積極的に関係を深める展開もありつつ、好意を抱きつつも素直になれない状況において、男性側が熱情によって踏み込んでくることを恥ずかしがったり困惑したりしながらも受け入れるという様相も多く(←参照 ツンツン妹の不器用なデレ 短編「妹が不機嫌なワケ」より)、ラブエロ系としての甘味とヒロインに対する征服欲・独占欲を両立させるような描き方と言えるでしょう。
 全般的に据え膳展開という印象が多く、ストーリーそのものの面白みという意味では不足も感じるものの、男女双方が素直に欲望や恋愛感情を発揮できる状態に持ち込んでのセックスという展開の仕方には読み手の没入感をある程度引き込む力があると言えます。
 ラブラブなハッピーエンドという印象と同時に、若人の素直な性欲のエネルギー感を強調するまとめ方となっており、恋愛ストーリーよりもセックスの高揚感・充足感を主とする作品構築の方向性として妥当なまとめ方と感じます。

【スレンダー巨乳ボディの妹&委員長キャラ】
 いずれの作品も女子校生級の美少女ヒロインを擁しており、単行本タイトル通りに妹キャラが多数を占めつつ、委員長キャラも多く、また妹の友人である彼女さんといった例外も存在。
 兄に対して素直になれずつっけんどんであったり、厳しい態度をとってしまったりな妹キャラや、学内での不純異性交遊に対して厳しく当たらなければいけない真面目な委員長キャラであったりと、主人公の男性とのセックスにスムーズに望めない内的要因を有しつつ、それでも恋愛セックスの快楽に充足してしまうという構図のキャラメイクは各ヒロインに共通しています。
真面目な眼鏡っ子を含め、キャラデザとしても清楚さや真面目さを感じさせるものを中軸として、それがエロシーンでは性的快感にメロメロに蕩けちゃうというギャップの魅力を感じさせるタイプが主力。
Sis'sVaginaFeelsGreat3 頭部を小さ目にして等身の高いスレンダーボディに仕上げつつ、バスト&ヒップの存在感を十分に強く打ち出した女体設計でまとめており(←参照 連作前編「妹はお見通し♥」より)、全体のしなやかな印象と、柔肌のスベスベ感を強調して乳・尻・太股のストレートなセックスアピールとを併せ持ったスタイルと感じます。
 ややオールドスクールな印象はあって、女体のエロさと素朴な可愛らしさのバランスについては好みが分かれそうな感はあります。表紙絵よりかは裏表紙の方が中身の絵柄との互換性が高く、また単行本を通した絵柄の安定感はキャリア相応に明瞭なものとなっています。

【アタックの強いエロ演出で彩る激しい乱れっぷり】
 ページ数の関係上、エロシーンにたっぷり長尺という印象は無いものの、分かりやすくエロメインの構築であり、また後述するようにエロ演出としてのアタックの強さもあって濡れ場の存在感は十分。
 男女いずれかの性欲や興奮が抑えきれずに流れ込むといった様相もありつつ、いずれも恋愛セックスとしての方向性は明瞭であって、セックスの中で素直な恋愛感情が強まっていく流れを基本としています。
恥ずかしがったり素直になれない故の拒否をしたりなヒロインの肢体をたっぷりまさぐったり、秘所を舐めたりな愛撫描写や、オナニー見せ付けやお口ご奉仕、ダブルパイズリなどのサービスプレイを投入する前戯パートは十分な尺を有しており、お口への発射やクリ責めからの黄金水噴射など、抜き所を付随させることが基本。
Sis'sVaginaFeelsGreat4 抽挿パートに移行後は、アヘ顔的なものも含めて強く乱れた表情付けに、描き文字での嬌声の絶叫、仰け反りポージング等、アタックの強いエロ演出を連続させており(←参照 連作後編「お昼の委員長」より)、やや力押し的な単調さを感じることはありつつ、ヒロインの激しい乱れ具合を強調して実用性を高めています。
 淫猥な秘所描写の強みを発揮する結合部のアップ描写や、複数視点を同時進行させる平行コマ、いわゆる定点カメラ描写など、動きの連続性であったり時間経過の中での没入感をアピールする画面構成も美点であって、やや緩急に欠ける印象はありつつ、描写を強打し続けるパワフル感に貢献。
 妹ヒロインでは中出しを拒絶しつつ出されてしまう流れを形成することが多々ありつつ、これも素直になれない様子の表出の仕方であって、更なる快楽を求めて激しくまぐわって強烈なアクメに震えながら中出しを受け止める流れを大ゴマ~1Pフルの大ボリュームなアクメ&中出し描写で〆ることは共通しています。

 適度に甘味やイケない関係の倒錯性を持たせつつも、ストレートにエロメインの作品構築であって、美少女ヒロインは激しく乱れまくる様子にキャラメイクでの布石を含めて魅力を強く持たせる構築となっています。
個人的には、お兄ちゃんにツンツンした態度をとるけど実は自分だけを見てほしい妹ちゃんが念願のセックスで恥ずかしがりながらも蕩けまくりな短編「妹が不機嫌なワケ」が特にお気に入りでございます。

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