藤原俊一『感♥バン♥娘』

FasciaGirls  TVアニメ『ゾンビランドサガ』第7話「けれどゾンビメンタル SAGA」を観ました。ライブシーンに演出的にもドラマ的にも盛り上がりの最高潮を持ってくるという意味で、アイドルものとして非常に高い完成度の回だったなと思います。
グループとしてフォロー“し合う”のだという基本にして王道が示されたのも、よか・・・。

  さて本日は、藤原俊一先生の『感♥バン♥娘』(コアマガジン)のへたレビューです。チャイナ服姿の美少女に惹かれてこの作家さんの単行本を初めて手に取ったのですが、あとがきに依れば“これが最後の成人向けの単行本”とのことで、少々複雑な思いではあります。
それはともかく、健康的な色香の美少女&美女が熱っぽく蕩ける痴態を漫画チックに多彩な作劇でお届けな作品集となっています。

  収録作はいずれも読み切り形式の短編で計10作。1作当りのページ数は10~20P(平均19P)と控えめな部類。シナリオパートの存在感を適度に意識した構築でありつつ、短編集ということもあって作劇・エロ共にコンパクトにまとまった構築が揃っています。

【良くも悪くも薄味で軽めの読書感で多彩な作劇】
  凌辱エロや寝取られエロ的な重苦しさの強い作品はない一方で、インモラルな展開の作品もあれば、あっけらかんとした艶笑話もありと、作劇の方向性は多彩。
FasciaGirls1  宇宙船のトラブルにより火星に取り残され、救助を待つ二人を描く短編「火星にふたりぼっち」(←参照 誤解が解けて打ち解けた二人 同短編より)、特定の異性を思い通りにできるというアプリとその仕組みを描く短編「女の子を好きにできるアプリ」、地底世界を探す冒険に出た美人博士&助手&ガイドの女性が地中で憂さ晴らしセックス!?な短編「お姉さんと地底旅行」と、SF(すこしふしぎ)チックな設定が多いのも面白いところ
中華飯店の経営権争いのために看板娘である姉に性的サービスをさせることになる短編「娘々飯店支配計画」や、普段は厳しい演劇部部長がソープで働いていることを知って敢えて彼女にサービスをさせる短編「ヘルス嬢あやのの屈辱」など、性行為の強要を含む作品もありますが、良くも悪くも快楽全能主義であっさりと流して、オチも暗さや重さを無くしてまとめていると言えます。
  互いに多忙である故に彼氏となかなか会えない美人課長が欲求不満を指摘されて頼れる部下二人と~な短編「課長牧恵子」、自らの性的魅力に強い自信がある彼女さんがなかなか手を出してこない彼氏君に業を煮やして露骨な誘惑を仕掛ける短編「童貞狩り女子とガードの固い彼」など、日常コメディ的な作品は、ラブエロ系としての甘味を適度に有するケースもありつつ、それよりも緩い雰囲気の能天気さが魅力と感じます。
これら作劇のバラエティの豊かさは明確な美点である一方で、作劇の緩やかさ・軽さに加えて、唐突な終盤展開(特にオチ)や個々のサブジャンルとしての踏み込みの弱さがあるため、設定の面白みに対して話としてのフックやパンチが無かったり、軽い読書感よりも話としての薄味さが印象として先行したりするのは、相応に減点材料

【多彩な設定&衣装の綺麗なお姉さんタイプのヒロイン達】
  女子校生級の美少女さんも2名程存在しつつ、その他のヒロインは大学生~30歳前後程度と思しき年齢層であり、キャラデザインとしては、JK美少女も含めて健康的なお色気感のある綺麗なお姉さんタイプが揃っていると感じます。
FasciaGirls2中華飯店の看板娘さん達や、和風装束のエッチなコンパニオンさん達、宇宙飛行士に冒険家、OLさんやキャリアウーマンなどなど、ヒロイン陣の設定は多彩であり、エロシーンでは全裸セックスに移行することが多いものの、設定に合わせた各種衣装の充実も一つの魅力(←参照 エロエロなチャイナドレスでサービス! 短編「娘々飯店支配計画」より)。
百戦錬磨な童貞喰いのJKビッチやツンツンしながらも弱みを握られてしまう年上美人、真面目で有能なキャリアウーマンに不思議なアプリで思い通りに出来てしまうクラスのアイドルな女の子と、設定や性格付けも様々に揃っています。
ただし、前述した通りに作劇そのものに面白みがない理由の一つとして、キャラクターの立て方自体が平板ということも挙げられ、恋愛ストーリーとしての甘味にしてもコメディとしてのチアフルさにしても、キャラの言動で盛り上げきれない物足りなさがあります。
  ヒロイン陣の肢体造形については、程好い健康的な肉付きに巨乳&桃尻を組み合わせたタイプで、端正でスレンダーに整えるというよりかは、モンゴロイドらしい肉感があるタイプで、艶っぽい唇や大き目の乳輪などの淫猥さと合わせて、程好い淫猥さがあるタイプ。
  濃厚感とキャッチーさを高い水準で融合させる現在のエロ漫画ジャンルの中では、ややあっさり系でオールドスクールな印象はありますが、表紙絵の印象と中身の絵柄の印象に差異は小さく、絵柄の統一感もあって、表紙買いでも問題ないのは安心材料。

【抑え目のエロ演出でじっくりと女体&表情を見せていく構成】
  元々のページ数が多くないことに加え、話の展開上やむを得ないケースも含めて、導入パートのテンポが悪かったり、コアとなる濡れ場の分量を圧迫するエロシーンの分割構成があったりするため、全体としてのエロ描写には適度な分量がありつつ、やや量的な物足りなさを感じることもあります。
FasciaGirls3  看板娘さんや風俗嬢さんによるエッチなサービスプレイ、ツンデレ系ヒロインがもう一人のヒロインの誘導もあって目出度くデレて両手に花な3Pセックス(←参照 短編「幼馴染のアイツとオフィスで」より)、ビッチな彼女さんによる誘惑Hに、ヒロインが部下の男性二人にメロメロにされる男2・女1の3Pセックスと、一部強要寄りのエロシチュもありつつ、全体としては和姦系のシチュエーションでまとまっています
ヒロイン側が誘惑してくるシチュエーションなどでは、ボディタッチや手コキ等の前戯に適度な尺を設けることもありますが、前述した分割構成による個々の濡れ場での分量的な余裕の無さも当て、割合にサクサクと抽挿パートに移行することが多く、その上で複数ラウンド制として構築するというスタイルが特徴的。
  やや堅苦しさのある直線的なコマ割りが続いたり、大ゴマのシンプルな打ち出しが続いたりしますが、肢体全体の存在感で魅せる大ゴマと、表情や結合部のアップ描写などで用いる小ゴマとを織り交ぜて安定感のある絵作りとして、じっくりと煽情性を積み重ねていくタイプ。
FasciaGirls4絵柄の性質もあってかエロ演出は抑え気味であり、紅潮し瞳を蕩けさせた官能的な表情付けと思わず漏れ出てくるような嬌声とで痴態を彩っています(←参照 短編「課長牧恵子」より)。前者には絵柄の良さを殺さない水準に収めた上で相応の濃度を感じて美点ですが、後者に関してはややリズムの悪さ・シンプル過ぎる不足感を、個人的には感じるところ。
  オーラスの射精シーンよりもその前の射精シーンの方が演出的な盛り上げが図られるなど、必ずしもフィニッシュに煽情性の起伏の最高潮があるわけではないものの、ヒロイン側のアクメフェイス&ボイスなど、抜き所としての演出強度の高まりを感じさせるシーンは確保されています。

  現代的なエロ漫画の水準においては作劇・エロ共にやや物足りなさはあるのですが、そこらの軽さ・穏やかさはハードでテンションの高いエロ漫画と比べて何処となく20世紀のエロ漫画への郷愁も感じさせるところで、マイナス材料だけでもないでしょう。
個人的には、普段はツンツン厳しい先輩のエロマッサージにアナルファックに本番まで持ち込む短編「ヘルス嬢あやのの屈辱」が抜き的に最愛でございます。

ノジ『お兄ちゃんの抱きまくら』

ForbiddenBodyPillow  松江名俊先生の『君は008』第3巻(小学館)を読みました。レディ先生の授業が受けられなかったのは残念とはいえ、そのおかげであやめちゃんのバニー姿を拝めたのですから、エイト君はラッキーでしたよね。
何やら怪しげなテロリストが出現しましたが、今回の実地研修に絡んできますかね?

  さて本日は、ノジ先生の初単行本『お兄ちゃんの抱きまくら』(ワニマガジン社)の遅延へたレビューです。2週間ほど遅れてのレビューとなり、申し訳ない。
エロエロ&キュートな妹ヒロイン達とのラブ模様&彼女達が蕩けまくりな陶酔ファックが詰まった作品集となっています。

  収録作はいずれも読み切り形式の短編で計10作。1作当りのページ数は12~24P(平均19P)と幅はありつつ、書店売り誌初出としては控えめな平均値。作劇の存在感は作品によって異なるものの、基本的には性欲の衝動のままに突き進む分、話としては軽めでエロシーンの比重を高めた構築となっています。

【禁忌を超越する欲望や恋愛感情の衝動性】
  同年代の少年少女の色恋沙汰を描く短編「パンツにさよなら」「螢火」を例外としつつ、その他の作品は妹キャラクターをヒロインに据えた近親エロスであることが共通。
ForbiddenBodyPillow1基本的には、好き合う兄妹が、分かり易いエロの衝動や生意気妹ちゃんの誘惑(←参照 ダブル妹の誘惑だ! 短編「明るい禁忌」より)、相互の性的な欲求や恋愛感情への気づきによって、エロシーンへとイージーに流れ込んでおり、近親エロスとしての背徳感や後ろ暗さは少なくなっています
このため、全体的な傾向としては、棚ボタ的な幸福感であったり、ラブエロ系としての甘味であったり、またシンプルに恋愛感情や性的欲望が充足される喜びがあることは確か。
  その一方で、兄を誘惑する二人の妹の真意が兄に対する恋愛感情以外にあることを暗示する短編「明るい禁忌」のラスト、別離を迎える恋人の交合を描きながらそこに儚い蛍の光を重ねて幕を下ろす短編「螢火」と、登場人物達の関係性が必ずしも永続的ではないことを敢えて示す作品も多く、じわっと暗さや重さが滲み出ることもあります。
この辺りの作劇としての微妙な塩梅は、分かり易さで固めすぎない奥行きのある魅力とも評し得る一方で、全体的にストーリーラインをしっかりまとめようという意図があまり感じられない故に、個人的にはやや半端な印象があるのは確か。
  勿論、作劇面の軽さ・緩さが、相応にハード指向のエロシーンを柔和に包み込むことでも、ハッピーエンドを中心とするまとめによっても、読書感を良く保っている点は長所でもあって、実用的読書に集中しやすい作品構築となっています。

【肢体全体の華奢さとバスト&ヒップのエロさのギャップが魅力】
  前述した様に2作品を除いていずれも年下である実妹ヒロインで統一されており、例外的なヒロイン達も含めてミドルティーン級と思しき制服ガールズが主力のヒロイン陣。
妹系ヒロインについては、お兄ちゃんラブな子犬系もいれば、素直になれないツンデレ系、年下であるのに兄を優しく抱擁する母性タイプに年上をからかう小悪魔系と多彩なキャラクター性を備えており、セックスand/orラブに対するそれぞれの反応がキャラクター描写上の大きな魅力
ForbiddenBodyPillow2  ヒロイン陣のボディデザインについては、バストサイズについては貧乳タイプから巨乳よりまで幅がありますが、バスト&ヒップの局所的な柔らかさ&量感に対して、肢体全体では肉付きが弱く華奢な印象を持たせるタイプで(←参照 骨盤の骨っぽさと膨らみかけおっぱいのプルプル感 短編「お兄ちゃんのいるところ」より)、ストレートなエロさとロリボディ的な背徳感が組み合わさることで独特の官能性を生み出しています。
大陰唇がぷっくりと膨れた鏡面仕様の股間に、意外に主張を感じる乳首、粘っこい体液が絡みつく舌や秘所の粘膜描写等、後述する様に粗さのある筆致で描かれる分、プリミティブな淫猥さが女体描写に載っているのは特徴的です。
  この作家さんの作品の評価を大きく左右するのは、その絵柄であって、全体的に描線が粗いことやざっくりとした輪郭の取り方など、悪く言えばラフな印象があります。90年代ならではいざしらず、絵柄の端正さと密度の高さの両立というハイレベルな絵柄が並び立つ現代のエロ漫画ジャンルでは、良くも悪くも目を引きます。
全体的に絵が粗いのではなく、描線をすっと整えて女の子の可愛らしさを印象的に示したり、逆にエロシーンでは描線の勢い・粗さを増してパワフルに魅せる工夫があったりしますし、この絵柄自体にも味があるのですが、その一方で引きの構図やつなぎのコマでは極端に粗く疎な絵を投入するなど、絵柄に対する評価全体を引き下げる材料もしばしば存在すると感じます。

【欲望が発揮される荒々しさと過激なエロ演出の融合】
  兄妹相姦を中心として、野外セックスや羞恥系シチュなどインモラルさを醸成しつつ、和姦エロとしてまとめたエロシーンは、たっぷり長尺ではないものの、その背徳感故に質的な満腹感があり、また分量としても概ね標準の範疇にあります。
ForbiddenBodyPillow3  エロシチュとしてラブラブ感の濃度は作品によるのですが、兄妹という禁断の関係からセックスへと踏み込んだ時点で、両者の興奮や快楽への衝動性は非常に高まっており、ねっとりと舌を絡めるキスや、ぷにっとしたパイパン秘所をまさぐる愛撫、メス顔を浮かべて肉棒を根元まで頬張るフェラ描写と(←参照 短編「きねんさつえい」より)、エロシーン序盤から強烈な陶酔感や快楽欲求の前のめり感を形成しています。
前戯パートにおける射精シーンの有無は作品によりますが、トロトロに蕩けさせられた秘所に挿入して開始されるピストンは、欲望任せの激しい腰使いに対してヒロインが半狂乱の痴態を曝け出す非常にアグレッシブな描写を特に終盤に向けてタイトに連発してきます。
  バックから妹ヒロインの頭を手で押さえつける、両腕をホールドして後ろから激しく突き込む、ピストンしながら乳房をわしづかみにしたり、乳首をつねり上げたりするなど、かなり攻撃的・嗜虐的な行為が行われますが、エロシチュ全体としての嗜虐性ではなく、無我夢中にむき出しの性的欲望・独占欲が迸る故の行動として表現されていると感じます。
ForbiddenBodyPillow4露骨な結合部見せつけ構図に加えて、肉棒が最奥まで挿入され卵巣などの描写もしばしばセットにされる断面図・透過図と、性器結合を強調する構図・演出を多用しており、これに加えて、アヘ顔チックな表情付けや言葉にならないエロ台詞の連呼などの演出も、ヒロインが強烈な快楽に悶え、溺れている様子を表現(←参照 短編「雫の行方」より)。
  十分なタメと演出としての勢いから突入する1Pフルの中出しフィニッシュは、アヘ顔を浮かべながら恍惚とした様子のヒロインの肢体に密着し、子宮内を白濁液で埋め尽くす断面図や透過図をセットにしたインパクトの強い絵を投入しており、描線の勢いや粗さが十全に生かされたアタックを有しています。

  上述した様に絵柄の面で評価が大きく分かれますし、優しく甘味の豊かな妹ラブエロ作品をお望みですとエロのハードさに過剰さを覚える可能性はありますが、何処かアブない香りをしっかりと立ちこませながら実用性読書に徹することのできる作品構築は明確に魅力と言えるでしょう。
個人的には、ラストの姉妹の会話でオッと思わせつつ、ロリボディ独占3Pハードセックスが満喫できる短編「明るい禁忌」に愚息が大変お世話になりました。

大林森『チ×ポに勝てない女たち』

WomenWhoCantOvercomeDick  久木ゆづる先生の『じしょへん』第1巻(KADOKAWA)を読みました。漢和辞典の改定版の作成という編集者のお仕事というなかなか珍しいお仕事モノです。全体的に優しくコミカルな作風ですが、主人公が子供の頃の漢和辞典の印象を“まだ知らないかっこいいものをたくさん集めた美しい魅力的な本”と評したモノローグには共感してジンと来ましたね。

  さて本日は、大林森先生の『チ×ポに勝てない女たち』(エンジェル出版)のへたレビューです。先生の前単行本『猥婦乳情』(同社刊)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
爆乳ボディの強気ヒロイン達が巨根ピストンに完全敗北な流れをラブコメディと凌辱エロでお届けな作品集となっています。

WomenWhoCantOvercomeDick1  収録作は、媚薬やら肉体強化やら怪しげな薬を開発しているらしい製薬会社の研究所に潜入した女スパイや女忍者が捕えられ、悪人達の餌食に・・・な連作シリーズ(?)作品「女スパイだけど薬には敵わなかったよ」「現代クノイチだけどチ×ポには勝てなかったよ」(←参照 拘束されたクノイチがされることと言えば!? 同連作続編「現代クノイチだけどチ×ポには勝てなかったよ」より)、および読み切り形式の短編8作。
1話・作当りのページ数は20~28P(平均22P強)と標準的なボリュームで推移。お話としてはコンパクトですが、導入パートに一定の存在感があり、その上で豊満ボディを激しくファックな質的にも量的にも満腹感のあるエロシーンを用意しています。

【ほのぼのラブエロ系とストレートに欲望任せな凌辱系】
  作劇面については、前単行本からラブコメディ的な穏やかな読み口の作品と従来通りにハードな凌辱エロとを両輪とするスタイルになっており、両方のスタイルが大よそ半々といった収録内容。
WomenWhoCantOvercomeDick2  前者については、アシスタント先の同人作家さんがエッチな美人で甘やかされる短編「ねぇ沙綾さん、感じてる?」や、派閥に属さない万年課長な中年男性がイケメンのヤリ手写真に遊ばれていた美人秘書とエッチな関係に!?な短編「イケてるOLだけどチ×ポには勝てなかったよ」(←参照 社内情報欲しさにパイズリしてくるOLさんだが? 同短編より)、助けた恩義もあって看護師さんが入院中の主人公のちんこのお世話をしてくれる短編「ジト目の看護師 加賀美さん」など、棚ボタ的なウハウハ感のあるシナリオ。
これらの棚ボタ的な展開は、もちろんエロ漫画的ご都合主義はありつつ、登場人物達の持ちつ持たれつな関係であったり、苦労しながらも善性を失わないヒロインであったり、ヒロインの素顔の魅力が表現されたりと、人情味や性愛の率直な幸福感を感じさせる要素を組み合わさることで、読み口の良さや共感を生じさせているとも感じます。
  これに対して凌辱系統の作品は、強気ヒロインが理不尽な復讐や脅迫、悪人の策謀などによって凌辱・調教されてしまうという、欲望が支配するストレートな展開が身上で、そこに至る状況設定に作劇としての面白みは一定ありつつ、話としての掘り下げが足りないこともあってあまり目立ちません。
  昔馴染みの関係性でありながら、危ない仕事をしている主人公の兄の妻となり、彼女のことが気になりながらも、自分を捨てたに等しいと感じているヒロインにも逆らうことが出来ず・・・というなかなかに複雑な関係性を、二人の交錯する欲望を通して描く短編「性悪兄嫁チ×ポでリベンジ」など、ラブエロ系でも凌辱系でもないタイプの作劇も存在し、作品の雰囲気は様々。
やや独特なテンポでラストシーンに入る印象があり、唐突さや逆にフェードアウトの緩さを感じさせるのですが、快楽堕ちエンドやラブラブなハッピーエンドなど、それぞれの作劇の方向性を素直に受けたまとめ方となっています。

【スレンダー爆乳ボディの多彩な強気系美人ヒロイン達】
  一部年齢不詳なタイプもいますが、基本的には20代前半~30歳前後と思しき綺麗なお姉さんタイプの女性キャラクターが揃っています。
エロ同人作家に愛人業をやっているヤンママさん、眼光鋭いクール美人の看護師さんにメガネ美人な女教師、社長と社員のレズカップルに忍者やスパイとヒロイン陣の設定は多彩です。
  強気であったり欲望に忠実であったりなヒロインが揃っていますが、凌辱エロではその強さを快楽でへし折るという嗜虐性を喚起しますし、ラブコメ系においては強気であったりクールであったりなヒロインに受け入れられたり、その素顔を知ったりすることで幸福感を生み出しています。
WomenWhoCantOvercomeDick3  ヒロインのボディデザインでは、圧倒的な存在感を有する巨乳~爆乳を明確な特徴とした上で(←参照 爆乳メガネ美人女教師! 短編「女教師正子」より)、締まったウェストやすらりとした美脚を含めて肢体全体としてはスレンダーさを持たせたタイプで、メリハリのある女体設計と言えるでしょう。加えて、ぷっくりとした乳首や愛液に濡れる秘所と黒い茂みの股間と、体パーツ描写の淫猥さもエロシーンの実用性を下支え。
  これら肢体描写のストレートなエロさとオーセンティックなアニメ/エロゲー絵柄のキャッチーさが融合したヒロインのキャラデザインは幅広い層に受け入れられると思いますが、凌辱エロを中心として醜悪さを強調した男性キャラは好みが分かれるかもしれません。大人しそうなメガネ男子や、正統派のイケメンキャラ、悲哀を感じさせる中年男性にムキムキマッチョな強化人間と、男性キャラの多彩な描き分けは、個人的に面白さを感じて加点材料です。

【アグレッシブなエロ演出によるハードな痴態と巨根の挿入感の深さ】
  冒頭にフルカラーパートがある作品を含め、エロシーンの分割構成が為されることはありますが、冒頭のエロシーンは状況説明のための配置で、分量的に核となる濡れ場には十分なボリュームを持たせています。
  エロシチュとしては、拘束凌辱や調教モノ、輪姦エロや不倫セックスといったダーク&インモラル系と、肉食系女子による童貞喰いやラブラブHでのアナルセックスへの挑戦などのラブエロ系、他にはクールな看護師さんによる性処理サービス、レズセックスからの竿役投入など多彩に取り揃えられています。
一部の男性キャラを除いて、大半の野郎キャラは大変な巨根の持ち主であり、ヒロイン達がその巨根でのピストンにより快楽で圧倒されてしまうというマチズモ的構図はエロシチュを問わず共通。凌辱エロでは序盤からヒロイン側を蹂躙していきますし、ラブエロ系では肉食系なヒロイン達が積極的にリードを取りながらも抽挿パートで逆転されてしまってメロメロに~という流れとなっています。
  豊満バストで特大ちんこを挟むパイズリや、フェラご奉仕からの射精、ねっとりしたクンニや乳揉みなどでヒロインを感じさせる描写などを投入する前戯パートは、作品によって長短が異なりつつ、抽挿パートへの盛り上げを形成。
WomenWhoCantOvercomeDick4   抽挿パートにおいては、前述した様に、ヒロイン達が強烈なピストンの生む快楽にハードな悶えまくる姿を曝け出しており、肉竿が淫洞を埋め尽くする断面図に押し開かれた秘所やアナルを見せつける構図、極端な場合にはお腹が内側から押し上げられる“ボコォ”表現など、挿入感の強さを強調すると共に、言葉にならない悶えボイスや顔を真っ赤にしたり、白目を剥くアヘ顔であったりと、エロ演出もアタックの強いものを高い密度で織り込みます(←参照 短編「隣のあけ美はシングルマザー」より)。
“イグッイグッイッチャウ!!”“熱ゥゥイ!”“カタァァイ!”などカタカナ主体の独特なリズムの台詞表現は好みが分かれるかもしれませんが、スレンダー爆乳ボディを激しく身悶えさせながら強烈な快楽に訳が分からなくなっている快楽の強烈さを表現することに一役買っており、大ゴマ~1Pフルの中出しアクメをフィニッシュとする複数ラウンド制を特に中盤からの演出・プレイ双方の勢いのブーストで力走しています。

  それぞれに異なる魅力を有する作劇の方向性の多彩さは、雑食派諸氏には嬉しい要素である一方、特定の方向性で固めてほしい諸氏には原点材料しれませんが、ともかくパワフルで攻撃的なエロ描写は一貫しており、チ×ポに負けちゃうヒロイン達の痴態をたっぷり鑑賞可能な抜きツール。
個人的には、言動は荒く愛人業をやっているものの息子想いの良き母でもあるヤンママさんと童貞喪失ハードセックス&メイクラブな短編「隣のあけ美はシングルマザー」と、ぴっちりスーツの美人スパイが捕えられて凌辱され~な連作シリーズ正編「女スパイだけど薬には敵わなかったよ」に愚息が大変お世話になりました。
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