鬼束直『あんだーとう』

Undertow  内藤泰弘先生の『血界戦線 Back 2 Back』第5巻(集英社)を読みました。ブラッドベリ中央病院のエピソードは、何が正しいとは言えないけれども、個々人がそれぞれの確かな信条で動いていることも分かってシリアスな読書感でした。
あとがき漫画で赤面している警部補(おっさん)が可愛かったですねぇ。

  さて本日は、鬼束直先生の『あんだーとう』(茜新社)の遅延へたレビューです。なお、先生の前単行本『いもーてぃぶ』(同社刊)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
素朴な可愛らしさのある思春期初期ガールズとのほのぼの&ラブラブ模様が詰まった作品集となっています。

Undertow1  収録作は、恋愛関係にあって性行為もしているがまだセックスはしていない兄妹であったが普段のフェラのお返し?に兄貴がクンニをすると言い出して~な連作「emotive」正続編(←参照 連作正編「emotive」より)、および読み切り形式の短編6作。
1話・作当りのページ数は12~30P(平均23P弱)と標準的なボリュームで推移。。短編メインということもあって作劇の存在感はあまりなく、またエロシーンの量的満腹感も強くはないのですが、全般的に居心地の良さのある作品が揃っていると言えます。

【背徳感を穏やかな雰囲気で包み込む作劇】
  近親エロスなど、背徳的な成分を有しながらも登場人物たちの素直な感情、特にヒロイン側である少女達の性的好奇心や恋心などを駆動因として話を進め、穏やかな雰囲気で包み込むスタイルは今回も健在。
近親相姦的な要素や、そもそも少女性愛における禁忌性や内包される暴力性を排除し、双方の率直な欲望や感情が叶えられることを重視するシナリオワークは、話としてのドラマ性を敢えて企図せず、日常の範疇から逸脱することのない非日常としての性愛を描いていると評し得るでしょう。
Undertow2  少女達を中心として“裏表の無さ”が表現されている分、時に表出される恋心や信頼関係などに、殊更の演出的強調が施されることなしに、甘い幸福感を打ち出せているのも明確な美点と言え(←参照 “なんでもなーいチュッ❤”あまーーーい!! 短編「like a cat」より)、男女の間に形成される雰囲気の良さこそが身上。
  その一方で、ヒロイン側の心理の“表裏”を明確に描く作品もあり、恵まれない家庭環境のせいで自らの居場所を確保するため、好きでもない男の性欲を受け止め続ける少女の姿とショッキングなラストを叩き込む短編「ハルカちゃんのしたい」、妹の友人がエロ可愛く迫ってくる様子を描きながら彼女の“真意”がラストで垣間見える短編「そんなお年頃」と、ダーク系やインモラル系にも十二分な存在感を持たせるのがこの作家さんの特徴と言えます。
とはいえ、両作品とも重さ・暗さを全体に沁み渡らせるタイプではないので、ほのぼの系との印象の差異をかなり意図的に打ち出しつつ、単行本全体の雰囲気の良さを損なう程ではないため、それ程身構えなくとも大丈夫です。

【地味系の可愛らしさのあるロリボディガールズ】
  LOレーベルということもあり、ヒロインはいずれも小○校高学年クラスのロリータガールズで固定。
性的なことを知識として知っているし、また実践している少女も多いと同時に、それらをキャラクター属性として突き進めることなく、欲望に晒されることへの不慣れな点や性器結合の経験が無い点など、性的な積極性と一種の純粋性・処女性とのバランスを取った少女の造形と感じます。
  そばかすがあったり、糸目であったり、おでこが広めであったりと、二次元美少女らしい華やかなキュートネスを前面に出すのではなく、何処かもっさりとした素朴な可愛らしさを重視するスタイルはこの作家さんの特徴であり、穏やかな作劇との親和性が非常に高い一方、キャラデザの方向性としてはややマニアックな印象はあります。
Undertow3寸胴な体幹にぺたんこ~少しばかりの膨らみなバスト、肉付きの弱い尻&太股、無毛地帯で局所的にぷにっとした一本筋の走る股間と、ロリ系ボディとしての要素を完備したボディデザインとなっており(←参照 マイクロビキニなロリボディ! 短編「つんつん」より)、成人男性との絡みでセックス描写を形成する分、その肢体の幼さ・小ささが強調される構図を維持。
  作画密度は十分に高く、全体に丁寧な描き込みを見せていますが、絵として描き込み過ぎることなく、適度に余白を使うことで雰囲気の緩やかさを生み出しています。
この絵柄と共に、キャラデザインはどちらかと言えばリアル寄りにシフトしつつあり、そのことが背徳性を明確に強化すると共に個性でもあるのですが、読み手の精神的負荷を軽減してくれるような二次元キャラらしい可愛らしさ・あざとさには欠けるため、好き嫌いは分かれるのも確かでしょう。

【抑え目でありつつ効果的な演出を重ねる和姦エロ】
  雰囲気の良さ、時にちょっとした妖しさを丁寧に醸し出していく雰囲気作りが特色であることもあって、セックスに至るまでの描写が比較的長いこともあり、エロシーンとしての分量は中の下~標準的なレベルでまとまっています。
  話としての決着を如何につけるかは前述した様に作品によって雰囲気の明暗の差がありますが、いずれも和姦エロであることは共通しており、ラブラブHを中心として近親エロスの背徳感やある種の諦めが漂う雰囲気などを時にスパイスとしています
  エロシーンの構成の特徴として、性器結合を伴わず、フェラやクンニなど通常前戯として扱われる行為だけで濡れ場を構成することがあり(短編「ひめ in ディストーション」および連作正編「emotive」)、抽挿パートを有する作品でもヒロインの小さな肢体の性感帯をまさぐったり、小さなお口でのフェラ描写であったりと、前戯パートには十分な尺を設ける傾向にあります。
Undertow4前戯パートから陶酔感の増強を描き出しつつ、抽挿パートに移行後は、リアル寄りのキャラデザで地味系の可愛い女の子が性的快感に蕩けるという構図そのもので相応の背徳感を生じさせると共に(←参照 短編「Love of my family」より)、彼女達が素直な気持ちや状況そのものを語る台詞回しがやはり背徳感や臨場感を高める要素として機能しています。
  この台詞回しも含め、決して派手な演出や構図を取るのではなく、アタックとしては抑えた演出を適度な密度で施していくスタイルであり、単発でのインパクトには欠けますが、羞恥と快感を入り混じらせながら行為にビビットに反応する表情付けや、各種淫液にしっとりと濡れる柔肌など、ヒロイン側の反応でじっくりと官能性を打ち出していきます。
ビクビクと肢体を震わせながら、堪えきれずに漏れ出した嬌声やエロ台詞を奏でて白濁液を受け止めるフィニッシュシーンは大ゴマをメインとして投入されており、演出強度をそれ程高めないものの、フィニッシュに至るまでの流れの良さと十分なタメとで抜き所としての強度を十分形成しています。

  エロ・キャラ・シナリオと独自路線が明確なのですが、それらの総和としての面白さがあるタイプで、個別のストロングポイントを説明するのはなかなか難しいタイプ。強いフックがあるわけではないですが、それ故の魅力というものがあるとも言えるでしょう。
個人的には、目つき悪い系ツンデレ妹ちゃんとのエッチを描く短編「つんつん」が最愛でございます。

成島ゴドー『嫌いな奴等の女を種付け調教』

StealLoversFromUnlikedPersons 三好智樹先生・橋本智広先生(協力:福本伸行先生、原作:荻原天晴氏)の『中間管理録トネガワ』第7巻(講談社)を読みました。会長の機嫌の乱高下で利根川や部下たちが大変な目にあう展開、同じくスピンオフ作品な『1日外出録ハンチョウ』のオマージュでしたね。
休みで旅行しているのに仕事の電話が気になってしまう利根川の気持ち、めちゃくちゃ分かって哀しいですね・・・。

  さて本日は、成島ゴドー先生の『嫌いな奴等の女を種付け調教』(ティーアイネット)のへたレビューです。なお、先生の前単行本『僕が夢見た誰とでも犯れる世界は、女が男を犯る世界だった』(同社刊)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
理不尽な扱いをしてくる上司や先輩への復讐として気の強い美女&美少女をぐしゃぐしゃに蕩けさせるハードエロスが詰まった1冊となっています。

StealLoversFromUnlikedPersons1  収録作は、パワハラをしてくる上司や功績の横取りや寸借詐欺をする先輩などへの怒りが限界に達した主人公は、復讐として上司の妻を襲うが夫に強い不満を抱いていた彼女に唆されたこともあって、彼の復讐劇は更にエスカレートしていき・・・な長編「イツワリ」全7話(←参照 家庭を顧みず妻を叱責する夫への怒りが主人公を唆し・・・ 同長編第2話より)。
1話当りのページ数は26~30P(平均29P強)と標準を上回るボリュームで安定。長編作としてストーリーの存在感は相応にあると共に、アタックの強いエロ描写も標準以上の分量を備えた作品構築となっています。

【復讐劇としての寝取りハーレム形成の顛末】
  作劇のコンセプトとしては、明確に寝取りエロであり、かつ社会人として明らかに問題のある上司や先輩への復讐としてそれを行うという黒い爽快感を有するストーリーと言えるでしょう。
寝取られる側の男性達にそれぞれ問題があると同時に、本人たちではなくその妻や娘、恋人などをダーゲットにしていく主人公の在り方も明確にゲスではあるのですが、抑圧されてきた怒りや憎しみをちんこ1本で晴らしていくのは、ある意味では頼もしくもあります。
  やはり夫への復讐心を有する上司の妻の焚きつけもあり、事態をどんどんとエスカレートさせ次々と復讐相手の女を寝取ってハーレム的な状況を築き上げていく主人公に如何なる運命が待つかは是非ご自分の目で確かめて頂きたいところ。
StealLoversFromUnlikedPersons2詳細を避けてこの話の“決着”を説明するのであれば、成島ゴドー先生の作品に共通するコンセプトとしての“女性の芯の強さ”や“身勝手な快楽で相手を本当に服従させることはできない”という点がはっきりと打ち出されたものとなっています(←参照 長編最終話より)。
  女性達を意のままに従えるハーレム支配的なラストをお求めですと物足りなさは感じるかもしれませんが、あくどい事をしていた復讐対象者たちへの因果応報と同時に、主人公自身にもその行為に対する相応の報いがあり、その上で主人公は一定の自覚を持って歩み続けるのだというまとめ方は、エンタメ的な華やかさのある魅力に欠けつつも、ある種説話的というか、腑に落ちるものがあって、個人的には唸らされました。
なお、攻略ヒロインの数が比較的多いこともあって、上司の妻子以外のヒロインについては描写量が多くなく、単行本タイトルに反してヒロインとの攻防やその変容といった調教エロの醍醐味には欠けていることには留意されたし。

【健康的な肉付きな気の強い美女&美少女】
  計4名の攻略ヒロインが登場し、上司の娘である女子校生級の美少女に40歳前後程度と思しきその母親、30代前半程度と思われる先輩の妻に、女子大生程度と思しき同僚の彼女と年齢層はかなり幅広くなっています
いずれのヒロインも気の強さな生意気さ、芯の強さがある人物であり、それを快楽で圧倒するという嗜虐性を喚起する要素でありつつ、単に凌辱・調教エロを盛り上げる要素ではなく、それらを乗り越え、男性達からの抑圧を振りほどき、自身の幸福を掴んでいくという、揺るぎのない強さとして描き出していくのが大きな特徴。
  彼女達をちんこで攻略していく主人公は、前述した様に復讐劇・寝取りエロの達成者としての頼もしさ・力強さを表現されつつ、同時に自身の反骨心や懲悪の念の使い方を間違えた、何処か空虚で滑稽な存在として描かれているのも作劇としての妙味と評し得るでしょう。
StealLoversFromUnlikedPersons3  ヒロイン陣の年齢層に幅があることもあって、若々しさのある美少女ボディから(←参照 長編第3話より)、少々だらしなさのある美熟女ボディまで、肉感の強弱やバストサイズの大小に描き分けはありつつ、いずれも健康的な肉付きの持ち主で、バスト&ヒップに存在感があることは共通。
乳首サイズや股間の陰毛の有無、お腹周りの駄肉感の強弱などでもボディデザインの描き分けをしており、殊更に特徴的な体パーツ描写というわけではないものの、断面図や結合部アップ描写などにおける粘膜描写の淫猥さは抜きツールとして明瞭な武器と言えるでしょう。
  最先端のキャッチーな絵柄とは言い難いものの、適度な重さ・濃さを備えつつ絵柄自体は健康的で親しみやすい漫画絵柄である故に、濡れ場におけるハードな痴態描写とのギャップが形成されていることは実用性を高めることにつながっており、十分なキャリアを有する作家さんらしく表紙絵と完全互換の絵柄で安定しています。

【濃厚なエロ演出と密度の高い画面構成で描く寝取りエロ】
  各話に十分なページ数がある分、ストーリー展開を形成しつつ十分に長い尺の濡れ場を有した構築となっており、描写としての密度やハードな印象もあるため抜きツールとしての満腹感は高く仕上がっています。
  寝取り展開のスパイスとして、寝取られる側の男性とヒロインのセックスが描かれることもありますが、無論メインのエロシチュとなるのは、小悪党ながらも巨根で精力が強い圧倒的なち○こパワーを有する主人公が気の強いヒロインを快楽で圧倒し、エロシーンに限るとはいえ、彼女達を服従させる凌辱寄りの寝取りセックス。
ヒロイン側の抵抗感や怒り、悔しさなどの感情を描き出しながら、それが押し寄せる快楽に飲み込まれて肢体を反応させてしまうという、ヒロイン側の心理の移ろいがこのエロシチュとしての魅力を高めているのは間違いなく、また同時に快楽以外の部分では彼女達は主人公に屈したわけでも流されているだけでもないというシナリオと無理なくかみ合っています。
  ヒロインの秘所を指や舌でグニグニと好き勝手にいじったり、フェラ奉仕を強要したりな描写で前戯パートを形成しつつ、濡れ場の尺の多くを抽挿パートに割いており、巨根でヒロインの秘所を最奥まで付きまくるアグレッシブなピストン描写を、結合部見せつけ構図や断面図と共にたっぷりと提供。
StealLoversFromUnlikedPersons4顔面を紅潮させて、涙や涎が漏れる恍惚とした表情付けや、きゅっと瞳を閉じて身を焼く快感を堪えるいきむような表情付けなど、比較的濃口の表情付けはどちらかと言えば旧来の劇画的なテイストもあり、粘膜描写の充実なども含めて、性的快楽に圧倒される痴態の生々しさを感じさせることで実用性を大きく底上げしています(←参照 快感に飲み込まれて呆然とした表情 長編プロローグより)。
  エロシーン終盤では枠線を取り払って豊満ボディと結合部アップ描写や断面図を詰め込んだ画面構成を叩き込み、蕩けきったメス顔でアクメ絶叫を迸らせる中出しフィニッシュを1Pフル程度で投入することで、終盤の強い盛り上がりと抜き所としてのアタックの強さをしっかり形成しています。

  寝取りエロとしての醍醐味を確実に有しつつ、安易ではないストーリーの面白さに惹かれるものがある作品であり、前述した様に因果応報の納得感があります。
もう少しじっくりとお話を読みたかった感はありますが、同時によくまとまった作品であるなとも感じましたね。

えむあ『しりたがり女子』

LadiesWhoWantToKnowAnnalSex TVアニメ版『はるかなレシーブ』第2話「私を信じて」を観ました。ほんわか系と思っていましたが、特訓とかはるかちゃんの過去の葛藤とか王道のスポーツものをしていますし、試合のシーンの迫力ある動きも素晴らしいですね。
そして尻!遥ちゃんのドスケベなモンゴリアン安産型ヒップ!ハラショー!!

  さて本日は、えむあ先生の『しりたがり女子』(エンジェル出版)のへたレビューです。先生の前単行本『関ヶ原商事人妻部』(同社刊)のへたレビューもよろしければ併せてご参照下さい。
4人のヒロインそれぞれのお尻エッチ事情を描くドスケベ日常系ストーリーとなっております。

LadiesWhoWantToKnowAnnalSex1  収録作は、アナルセックスに興味津々な主人公・成恵はジム仲間である3人の女性にお尻でのエッチについて尋ねると、いずれも経験者である彼女達からアドバイスを受けたり、お尻エッチライフに巻き込まれたりで、彼女もアナルセックス道(造語)を歩み出すことになるのだが・・・なタイトル長編全9話(←参照 そーなのかー 同長編第1話「ルカちゃんは知ってる」より)+描き下ろしおまけ漫画(8P)。
書き下ろし作品を除き、1話当りのページ数は18~20P(平均20P弱)と中の下クラスながらコンビニ誌初出としては標準を少々上回るボリュームで推移。長編作ということもあって、ストーリー面に意外な存在感がありますが、基本的には軽めの読み口で程好いアタック・ボリューム感のエロシーンを有するコンビニ誌掲載作らしい構築と感じます。

【ポジティブに自身の好きな行為に励んでいくヒロイン達】
  アナルセックスをしたい女性が、経験者たちの情報交換&交流を経て自身もアナルセックスにハマっていく様を描くという、風変わりな骨子の本作は、一定のアブノーマル感・マニアックさは含みつつも、全般的に雰囲気はポジティブ
女性達の情報交換や交流などは、例えば『たくのみ』(火野遥人先生, 小学館)のように、大人の女性達の日常と情報の交換や、先達のアドバイスなどが描かれる一般向け作品と雰囲気がよく似ており、エロ漫画としてファンタジーな部分は勿論ありつつも、アナルセックスの現実的な情報なども掘り下げられているのは面白いところ。
LadiesWhoWantToKnowAnnalSex2  前述した様に、ほんのりアブノーマルな要素はあり、アナルセックスに邁進するあまりちょっとしたトラブルを起こしつつも、快楽堕ちのような暗さ・重さは明確に排除されており、あくまでヒロイン達が好きなこと・気持ち良いことに自らの意志と好奇心で突き進んでいく様子を描いていることが、作品のポジティブさを形成していると評し得るでしょう(←参照 長編第9話「しりたがる女子たち」より)。
男性キャラクターについても単に使い捨てキャラではなく、意外な再登場の仕方をしたりしますが、ヒロイン達それぞれのアナルセックスライフの充実を描く中で、基本的には竿役に徹している印象があり、恋愛ストーリー的な甘味や幸福感を求めるのは避けるべきでしょう。
  強いドラマ性があるわけではないものの、4人のヒロインを中心として多数の人物がアナルを通して関係し合う群像劇的な要素や、主人公である成恵ちゃんの成長?の要素など、長編作として適切な起承転結を備えた話回しと言え、その中で穏やかでポジティブな印象の快楽全能主義を貫徹させていると総括できるでしょう。

【アナルセックスに邁進する四人の巨乳レディ】
  女子大生~20代後半程度と思われるアダルトレディ達で構成される仲良しカルテットであり、メインヒロインの成恵ちゃんは女子大生さん。
かなり性的に奔放な快活ビッチちゃんなルカ、アナルも含めて経験豊富で、色々とアドバイスをしてくれる大人の色香のある美人・みちるさん、おっとり穏やかなお嬢様ながら旦那(ド近眼)と子作りのためにアナルセックスをしていたというぶっ飛んだ事情(誤解)を持つ鶴子さんと、それぞれ個性的なキャラをサポート役として彼女達のアナルH事情も描きます。
前述した様に、主人公の成長?ストーリーという面もあり、アナルセックスに興味津々であった彼女が、アナルオナニーだけでは満足できず、先達達のアナルHを見たり聞いたりでどんどんと興味を増していき、そして自分でも実践してドハマりして~という流れがストーリーの骨格を形成しています。
  肉付きの良さ等に多少のバリエーションはありますが、健康的な肉感の体幹にもっちりとした柔らかさや重量感を感じさせる巨乳&桃尻を組み合わせた女体が揃っています。
LadiesWhoWantToKnowAnnalSex3アナルセックス特化の作品集であるため、もっちりとしたヒップと尻たぶの間にある肉厚アナルを描写することも多いですが(←参照 長編第4話「私の知らない悦楽」より)、そこに強くフォーカスするというよりかは、アナルに入れている時の前穴の描写であったり肢体全体の存在感であったりをより重視した肢体描写となっています。
  細やかな描線を丁寧に組み上げる絵柄は漫画チックな親しみ易さを有しつつ、女性キャラクターの上品な色香や可愛らしさを伸長させるタイプで、程好い修飾性もあって表紙のフルカラー絵と完全互換で安定しています。

【押し広げられるアナル感覚に蕩けまくる美女達】
  アナルセックスに邁進するというコンセプトであるため、ヒロイン達の交流も描きながら分かり易くエロに突入していきますし、前述した鶴子さんなども含め、意外な状況からエロに雪崩込んでいく展開の面白さもあります。
  アナルセックスに夢中になるあまりに悪い男と・・・といった状況があったり、ほんのりレズセックス的なシチュエーションや露出シチュなどもあったりしますが、ヒロイン達が自ら進んでアナルセックスをエンジョイするという描き方は明瞭に共通しており、女性側にとってポジティブな和姦エロとなっています。
前穴をセルフで弄りながらアナルを大人のオモチャでほぐしたり、排泄物の描写は避けながらも浣腸での洗浄があったり、プラグでの拡張があったりと、アナルオナニー等も含めてしっかりと下準備をした上でアナルセックスに臨むのが特徴であり、またこれらの描写で前戯パートを形成しています。
しっかりほぐれつつもキツキツなアナルに挿入して男性キャラが腰を使い出せば、アナル性感を十二分に開発しているヒロイン達は、オナニーや玩具とは異なる快感にすっかり夢中になって、蕩けた表情にアグレッシブな実況エロ台詞を曝け出していきます。
LadiesWhoWantToKnowAnnalSex4  潤んだ瞳に紅潮した頬の艶っぽい表情付けにアタックの強い台詞回し、肉感的な肢体の存在感の強さといったベーシックな演出・構図を十分な密度と安定したページ構成でしっかりと見せつつ、肉棒の出入りするアナルとその前方に位置する秘所から愛液が漏れ出したり、ヒロイン自らが弄ったりな描写と組み合わせるのも特徴的(←参照 挿入で前穴から潮吹き 長編第5話「成恵も早く知りたい」より)。
ごく一部に前穴セックスもありますが、直腸の奥の方まで押し広げられる感覚にすっかり蕩けきったヒロイン達のアナル中出し要請から、たっぷり白濁液を受け止めて蕩けきった表情とおつゆがたっぷり漏れ出るアクメ秘所を大ゴマ~1Pフルで提供して〆としています。

  アナル特化というのは決して非常に珍しいというわけではありませんが、それでもストーリーの軸に組み込んでいるのは珍しいですし、またヒロイン達の交流の雰囲気もユニークな描き方と感じました。
個人的には、しっかり者でアダルト美人なみちるさんが一番のお気に入りでしたね。
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